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ロウ付けのご紹介

2017年04月14日 (金)19時33分PM

開発を担当している森です。

 

ホームページのソリューション事例「多彩な溶接・接合技術」にもご紹介しておりますが、弊社では様々な接合が可能です。お客様のご要望に対し、最適な接合方法をご提案しております。

 

今回は、少し前から取り組んでいるNiロウ付けについて簡単にご紹介いたします。

弊社では一般的なNiロウではなく、純Niを使用しております。不純物を嫌ったり、高温環境下で使用されるお客様が多いためです。もちろん一般的なNiロウの取り扱いも可能です。

 

以下に、Niロウ付けの実施例をご紹介いたします。

材質はW(タングステン)、Mo(モリブデン)、Al2O3(アルミナ)です。

 

1.Al2O3とMoの接合

こちらは接合部の断面写真(SEM像)です。Al2O3とMoの間に、Niロウが隙間なく溶け込んでいることが分かります。

Mo-Al2O3

 

2.MoとMoの接合

この接合は、諸事情により慌てて???実施したものですが、キレイに仕上がりました。肝心の強度も十分です。

Mo-Mo

 

3.WとWの接合

この写真の右側は、以前ご紹介した弊社のW製含浸電極となっています。この接合には大変苦労しました。因みに弊社の含浸電極は、お客様からは消耗しにくいと好評をいただいております。ありがとうございます。

W-W

 

 

引き続き他の材質(金属やセラミック)についても検討したいと考えております。接合について何かお困りの事がございましたら、お気軽にご相談ください。

よろしくお願いいたします。

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