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コーティング技術のレベル向上に向けて

2017年12月08日 (金)18時04分PM

開発課の島田です。

12月に入り本格的に寒くなってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

原付バイクで通勤している私にとっては、寒さとの戦いの時季となり、フル装備の格好で通勤しています。

 

さて今回は弊社コーティング技術の中で、トライしている課題について報告したいと思います。

弊社ではイットリアをはじめ酸化物のコーティングをおこなっております。その中のアルミナコーティングについて取り組んでいる課題があります。アルミナは、絶縁性や酸化防止としての機能があり、ヒーター等に使われたりします。弊社では以下のように、金属表面へのアルミナコーティングをおこなうことができます。

アルミナコーティング (4)-1

 

今回、課題となっていることは、小さく細かい部品に対して、膜表面がきれいで、厚みが安定しており、かつ強度(膜が剥がれにくい)があるといった内容に成ります。取り組み中ではありますが、現状のコーティングの状態が以下になります。

アルミナコーティング (6)-1

膜表面がきれいでクラックも無くコーティングできているのがわかります。ですが、部分的に膜厚が安定していない、膜が剥がれ易い場合があるといった課題がまだ解決していません。

今後はコーティング方法、材料、母材の前処理等の条件を変え、最適な状態に仕上げ、様々なバリエーションに対応できるようにしていきたいと思います。

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