技術情報
開発レポート

多条コイルへの挑戦!

技術課の川上です。今回は多条コイルのご紹介を致します。

通常の巻線ではメインワイヤー1本をコイリングして作成するのですが、多条コイルは巻線時に複数のメインワイヤーを同時にコイリングする製品となります。特徴としてはトルク性の向上となり、主に医療でのガイドワイヤーなど、回転の追従性を求める為のご要望が多いです。

弊社では長年、照明用のフィラメントコイルを作成して来ましたので、そのノウハウを生かしたコイルの作成が可能です。特に医療用として弊社設備のメリットのひとつとして、芯線に巻き付けた後に芯線を除去する手法が有り、この方法を利用する事で、長尺や可変ピッチなどが容易に作成出来ます。実際に作成した4条コイルがこちらです↓

4条コイル写真

これらは、素線φ0.12㎜ SUS304 の 4条となっております。外径がφ0.74㎜ 全長が4㎜です。ちょっと判りづらいので拡大すると、、、

拡大写真

拡大して見ると4本毎に若干ズレが生じているのが判ります。現時点では既存設備を少し改造して作成しているので、この様な形になっておりますが、今後はさらに条数を多くしたものにチャレンジする為に設備の大幅な改造も視野に入れて取り組んでいます。

ちなみに、このコイルをSUSの棒に溶接する事も可能です。溶接も抵抗溶接・レーザー溶接・Tig溶接などを完備しており、目的・用途に応じて使い分けております。

溶接写真

以上の様に、弊社では様々な試作にもトライさせて頂いております。一般的なスプリングメーカー様が出来無い案件でも弊社では可能な場合も多々ありますので、ご要望が有ればお気軽にご連絡下さい。

岳石電気㈱ 営業部技術課 川上まで  
E-mail: kawakamiy@takeishi.co.jp

2021-11-26
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