営業スタッフから

トリタン

  営業の大坂です。海外からトリタンのワイヤーやロッドを輸入するような仕事もやっています。

  最近、トリタンの供給をやめてしまう材料メーカーがちらほらとみられるようになりました。

  トリタン(Thoriated Tungsten)に含まれるトリウム(Thorium)というのは非常に微弱ではありますが、放射性があるものです。このトリウムに対する規制が厳しくなっているようです。

  溶接するときに使用される電極棒以外にも、照明の世界でもごく当たり前に使用されている材料のひとつで、キセノンランプやキセノンフラッシュランプの電極などに多く、手広く使われています。

  TIG溶接の電極棒と同様に、放電性が良くて長寿命化につながるといったのが、ランプの電極として使用される主な理由だと思います。

  ただし、前述したように、放射性があるというところから、何か違った酸化物をタングステンに加えて、トリタン電極を使用した時と同じようなパフォーマンスを得ることができないかということを、材料メーカー、ランプメーカー、岳石の間でいろいろと試してみました。放電性、放電の安定性、長寿命などのことを考えると、トリタンにとって代わるものはいまだに見つかっていません。

2022-08-04
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