技術情報

タンタル精密表面仕上げ Ra0.02

こんにちは 岳石電気です!

今年は猛暑予報ですね。
私は先日37℃の部屋でエアコンを我慢して過ごしていたら、まんまと熱中症になりかけました。
6月からエアコンをガンガン使うのが悔しかったのですが…病院へ行ったら元も子もないですね。
みなさまもお気を付けください!

 

さて、今回はタンタルの磨きについてご紹介させていただきます。

 

最近、弊社ではタンタル精密加工に関するご相談をたくさんいただいております。

タンタルはタングステンと同じく高融点・高比重なレアメタルですが、加工性は全く異なります。
タングステンは非常に固くて加工が難しいのに対し、タンタルは粘り気があり変形しやすく加工硬化特性も持つ材質です。
また切り粉を引きずりやすく、精密な面粗度を出すのに苦労することもしばしばです。

さらに材料もタングステンより高額なため、気が抜けません!

 

そんなタンタルの磨きですが、夜な夜なあれやこれや工法を工夫し、t1mmの薄肉で鏡面に近い状態Ra0.02を出しました!


(写真では分かりづらいですね…。)

↓こちらはRa0.1です
t1×φ6mm

タンタルは高耐食性に優れ、高温環境に強く、導電性も良いため、
電子機器のコンデンサから航空宇宙部品、化学プラント、手術器具やインプラント(生体適合性)など幅広く利用されています。

 

弊社では1個の試作から承りますので、表面仕上げも機械加工もお気軽にご相談下さい。

■タンタル加工事例
https://www.takeishi.co.jp/product-material/tantalum/

\タンタル加工のご相談はコチラ/
https://www.takeishi.co.jp/contact/

岳石電気

2025-06-30
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