技術情報
開発レポート

蛍光体プレートをつくってみた

ブログ当番が久々の開発を担当しているKです。
わが街、秦野市は猛暑で35℃を超える日が続き、そのおかげで携帯には「熱中症警戒アラート」が毎日届きます。
毎日お届けしていただかなくても分かっていますよ。と心のなかで呟いています。
分かっていたのに先日、畑仕事で熱中症になってしまったので皆さんもご注意下さい。

さて今回のブログは蛍光体のプレートを作ってみた編です。

蛍光体に紫外線や電子線などを照射すると可視光に変換できます。
身近なものでは青色のLEDと黄色や緑と赤の蛍光体を合わせて白色にした照明やモニターの光源に利用されますが、今回は電子線を照射すると蛍光する板を作ってほしいとのご要望をいただきました。

蛍光体といっても様々な種類がありますが、電子線を照射するので有機系蛍光体はNG、
無機蛍光体を樹脂で混ぜて板にするのもNG(変色してしまう)という制限がありました。
焼結してバインダーレスにするしかない・・・。

当社は窒素/アルゴン/水素/真空の雰囲気下、高温で熱処理できる炉があります。

バインダーの種類、バインダー添加量、焼結雰囲気、温度、熱処理の時間、などを検証した結果、焼結後も蛍光を維持した板を製作することができました。

▼紫外線照射

 

▼電子線照射
初期評価ができる設備も備えています

現状はφ10mm程度と小さいのですが、もっと大きいサイズにしたいのでプレス条件を検証しているところです。
次回は大きくしたものを紹介しようと思います。

今回のように、粉体選定~焼結まで、少量から開発協力を行っています。
当社の高温炉は最高2,700℃までの温度に対応しているため、超高温の実験にも対応が可能です。

高温熱処理ページ

焼結に関するさまざまな課題を、まずはお気軽にご相談ください。

岳石電気

2025-08-27
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