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電解研磨から最新技術へ

2018年04月20日 (金)14時20分PM

開発課の島田です。

 

最近はだいぶ暖かくなり、花粉との戦いも終盤をむかえ、夜がだいぶ寝やすくなりました。逆に、朝が起きるのがつらくなり睡魔との戦いになっている今日このごろです。

 

さて今回は、以前ご紹介した電解研磨について他の加工例を紹介したいと思います。電解研磨は以前もご紹介した通り電解液中でワークを通電させることにより、金属の表面を溶かす加工技術になります。今回は部分的な研磨を実施しました。

 

コイルの中心部分のみを研磨させ線径を変えたモノが以下になります。

IMG_3009-2

 

研磨部分を拡大したものが以下になります。

MSP00002

 

今回は、コイルの中心部分の一ヶ所を単純に研磨しましたが、条件を検討することで、複数個所を研磨し自由に線径変更ができると思われます。また、タングステンポーラス体等を研磨させることで、気孔率のコントロールも可能と考えています。そのような技術を構築することで、気孔率を増やしたフィルターや表面積を増やした電極材等にも応用の可能性があります。技術としては単純に溶解させているだけですが、突き詰めると多様な可能性があります。その技術をさらに広げ、最新技術のモノにも展開させていきたいと考えています。

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