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中国出張記(グルメレポート満載)

2018年07月13日 (金)13時00分PM

営業の茂呂です。

まいどまいどの話題で恐縮ですが今回も中国出張記(グルメレポート)です。

さて、先月の25日~29日に中国へ出張に行ってきました。今回はいつもと違って、中国出張2回目の木村と中国初上陸になる芭蕉というメンバーで行ってきました。

中国で生活していたころは毎月のように出張で飛行機に乗っていましたが、日本に帰ってきてからどうしてこんなに腰が重いのでしょう。飛行機に乗るのが憂鬱でたまりません。

 

今回の出張目的は以前、大坂がこのブログでも記事にしていましたが、植物栽培用のランプの市場調査と売り込みがメインとなります。いまや汎用ランプのほとんどは中国メーカーに取って代わっており、コストが高い日本製はなかなか厳しい状況を強いられています。メイドインジャパンは品質が高いから仕方ない、と言われていたのはすでにはるか昔の話。その間に中国メーカーはどんどん力をつけてメイドインジャパンの足元を脅かすほどになってきています。

 

二日目は朝早くから上海のお客様を一社回り、そのまま新幹線に乗り南京へ移動。午後にランプメーカーのお客様を回り、そのまま新幹線で「常州」に移動です。常州ではお客様に手配してもらったシェラトンホテルに2泊なのでちょっと楽しみ(5つ星のホテルに泊まれるのも海外出張の醍醐味の一つですね)。

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さすがはシェラトンホテル。部屋におしゃれなオブジェがありました。

 

この日の夕食はホテルの人に教えてもらったレストラン(恒記飯店)で食事です。冷たいビールを頼んだのに冷えて無いビールが来るのは中国では当たり前。レストランのスタッフにおすすめ料理を教えてもらいながら注文。

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停まっている車は高級車ばかり。門構えも日本でよく利用するファミリーレストランとは大違いです。

 

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冬瓜の前菜とクラゲとキュウリの冷菜

 

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アワビのごはんと牛肉とねぎの炒め物

 

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葉物野菜の炒め物と定番の揚州チャーハン

 

三日目は常州のお客様を数社訪問しました。日本の国内出張では考えられませんが、基本的に中国での移動はタクシーです。中国では配車アプリが当たり前のように普及しているので、郊外でも配車アプリを利用すれば5分以内にタクシーが来てくれます。

 

夕食はお客様にごちそうになりました。

今回の食事はなんとザリガニです。私も10年以上中国に住んでいましたが、ザリガニと鶏の足だけは食べられませんでした。ちょうどワールドカップが開催されていたこともあり、中国では「ザリガニを食べて冷たいビールを飲みながらワールドカップを見る」のが流行っているそうです。

さて、初めてのザリガニの感想は「やっぱエビがいい」。ちなみにとなりの黄色いスープに浮かんでいるのが「鶏の足」です。

 

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お酒はもちろんバイチュウ(白酒)と紹興酒です。ワイングラスになみなみと注がれたバイチュウを横目に私はビールで乾杯です。やはり初めての中国出張でバイチュウは避けられません。

 

食事も2時間を過ぎるころには二人ともお客様の手厚いもてなしにお酒に呑まれてしまいました。バイチュウと紹興酒+ビールのブレンドは悪酔いするのでお勧めしません。

ところで中国に来て改めて思うのは、ビジネス感覚(?)が違うこと。日本企業で景気が良い話はなかなか聞かないけど(とくに我々がいるランプ業界は明るい話がほとんどない)、中国企業は景気が悪い話ほど聞きません。夕食の席でも将来的なビジョンや、今後のビジネス展開など大いに話が盛り上がりました。私も過去に担当していたお客様の多く(ほとんど工場長など)は日本の本社に戻って仕事をしたくない、と言っていたのを思い出します。特にスケールの大きな仕事を任されるとやりがいもありますよね。成熟しきってしまった先進国と発展途上の新興国の違いだけなのですが、成長を感じられる中国への出張もたまにはいいかもしれない、と思える瞬間です。

 

四日目は午前中から新幹線で嘉興南駅に移動し、そこからお客様の車で移動です。昼時だったのでそのまま昼食をごちそうになりました。

場所が変われば料理もがらりと変わるのが中国。

 

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この日の昼食はわりとさっぱり系の料理が並びました。鶏とカモの冷菜にパクチー特盛のサラダ。

 

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湯葉の揚げ物と川エビの炒め物

 

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キュウリ(多分違う)の炒め物とカボチャとニラの炒め物

 

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肉団子のスープに川魚の煮物

 

木村は二日酔いなので箸が伸ばせず、ほとんど残してしまいましたが、これも中国では礼儀の一つ(食事を残す方がいい)。ただ、最近では若い人の間で「光盤(CDという意味)行動」がマナーとなっており、残さないで食べきるという考えもようやく浸透してきました。

 

最終日の夜は二人とも前日のバイチュウと紹興酒で二日酔いということで、一人自由時間を満喫。地下鉄を乗り継いで、上海に住んでいる友人たちと一緒に食事を楽しみました。しかし、上海を離れて三年、キャッシュレスサービスはさらに進んでいますね。地下鉄はSuicaなどの交通カードはすでに古く、みなさん携帯電話に表示されたQRコードを改札に当てて支払っていました。さらに食事の会計は割り勘だったのですが、現金で支払ったのは私のみ。友人たちはスマホのWe Chatに紐づけされた支付宝でスマートにお会計です。

 

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懐かしい上海中山公園付近の高層ビル群。

 

今回、中国に行ってみて改めて思うのは実際に会わないと仕事も進まないということ。コミュニケーションツールがこれだけ発達して、メールやライン、SNSツールですぐに相手とつながることはできるけど、手間はかけても実際に会って相手の顔を見ながら仕事の話をすることの大切さを改めて感じました。特に中国人は日本人よりも「人とのつながりを大切にする」ように思えます。

 

食べて遊んでばかりの内容でしたが、ちゃんと仕事もしてます。今回の出張も比較的大きな手土産をもって帰ることができました。

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