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治具、あれこれ

2018年08月17日 (金)17時44分PM

 

生産技術を担当している矢後です。

連日暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

今週一杯、お盆休みの方もいられると思いますが、弊社は16日より業務再開です。

皆さんは何処かへお出掛けになりましたか?

私は、行楽先への道中に局地的な豪雨に見舞われましたが、無事に辿り着けホッとしました。

今年は、変な天気ですね。

 

今回は、業務の1つでもある治具作製の近況を紹介します。

治具作製に関しては、新規製品立上(試作用)と作業効率の向上を目的とした作製があります。後者の治具にはコストを掛けて完璧?に近い物を設計・材料選定から行いますが、前者のパターンは上手くいくかテストも含まれている為、材料・部品などを中古品や端材等を使用して行う場合もあります。

次に挙げる例は、あるお客様より依頼の試作品の何工程かに使用する治具です。

※お客様の物の為、全体はお見せで来ませんが

この製品に関しては形状・大きさ等の関係で手作業での製作になる為、道具的な要素も入っている治具です。

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曲げ用治具

 

画像中央部の溝にワークの本体をセットし、ブロックの角度を利用してワークより伸びている足部の角度付けを行う治具です。

 

P1190257-1

挿入用治具

 

前工程にて溶接を行ったワークを、キャップに挿入・接着する治具です。

この治具に関しては弊社倉庫内のジャンク部品 お宝を集め、苦労して作製した治具です。

リバース動作は“輪ゴム”という低コストタイプで、作業者により張力を変更可能な優れ物です。(笑)

 

P1190264-1

抵抗チェック

 

組み上がった製品の、抵抗チェック用の治具で当初はそれぞれのターミナルをクランプして作業を行っていましたが、一回のクランプ動作で行えるようになりました。

 

以上、紹介した治具の効果として作業者のテクニック・経験による事と、比較対象の治具等がない為、数値で表す事が出来ませんが安定した品質で生産出来るようになりました。

(抵抗チェックのみ、100個あたり72Sの短縮)

今後は、“より使用し易い治具・増産に対応出来る治具”を念頭に改造・改良を検討していきたいと思います。

余談ですが、“治具”って業界用語ですよね? 学生時代は知りませんでした!!

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