スタッフブログ

* RSS FEED

Staff Blog

最新記事一覧

ドレン処理

2017年11月17日 (金)18時04分PM

生産技術を担当している矢後です。

今年も残すところ一ヶ月半となりました、月日の流れは早いものですね。

私は自動車通勤ですが、朝の出発時にはフロントガラスが結露していたり、

乗込み時の車内で息が白かったりする日がでて来ました。

(来月位からは、フロントガラス凍結によるお湯掛け工程がプラスに!?)

※会社より、少しだけ高地なだけです。

 

今回は、生産技術の仕事の一部として、コンプレッサードレン処理の方法を

一工夫した事を紹介します。

 

弊社では2台のコンプレッサーと1台のドレン処理機をある一定の定期で

交互運転をしていて、切換時に使用するコンプレッサーのドレン配管をドレン処理機に

差換えて使用していました。

問題点として

・作業者の手間が掛かる、切り換えを忘れてしまう恐れがある

・切換時にドレンを溢してしまう恐れがある(環境ISOに違反してしまう恐れ有り)

 

P1160318-1

 

対策前

手前のコンプレッサーからのドレン配管と、奥のコンプレッサーからのドレン配管が

パラでドレンデストライヤー(円筒状)床部に来ており、切換時にドレンデストロイヤー

下部にある吸入口に配管を差換えていました。

 

上記、理由から“担当者の手間を軽減”を目的に対策用の追加部品として、

チェックバルブ (未使用のコンプレッサーへのドレン逆流防止)、

ティーズ (2系統を1系統に)の2点の部品を使用しました。

 

P1160320-1

 

対策後

対策する上で注意した点は屋外での使用の為、サビ・衝撃による破損に強い部品の

選定と、シンプルで効率的に出来る構造を意識しました。

この対策により、2台のコンプレッサーと1台のドレン処理機を、差換する事なく

運用可能になり担当者もコンプレッサーのON/OFFのみになり、作業を軽減させることが出来ました。

今後も生産技術の業務の一部として環境ISO等のルール・担当者の意見を重視していきたいと思います。

(※低コストで!!)

 

Tour de Europe

2017年11月10日 (金)19時26分PM

営業の大坂です。

 

10月12から21日の行程で、夏の終わりのような陽気のヨーロッパに行ってきました。

 

移動と、土日を含め、10日間でオランダ、ベルギー、ドイツと廻ったのですが、最終日程を決めたのがかなり遅くなったのと、初めて訪問するお客さんが多かったため、3カ国を行ったり来たり、這いずり回ったという出張でした。

 

去年もそうでしたが、ヨーロッパ国内は、Eurail Passが大活躍します。

 

2950

 

 

 

というのも、今回の出張では、ベルリンとハンブルグを除くと、こじんまりとした街が多く、近くに大きな飛行場がなく、飛行機での移動が非常に困難であったからです。

 

10月17日などは、午後2時のアポがドイツのハンブルグであったのですが、前日はオランダのアイントホーヘンというところに泊まっており、飛行機であれば恐らく、1時間強でいけそうな距離ですが、全く便がありません。結局は朝の6時半にホテルを出て、早朝6時過ぎの電車を皮切りに、4回ほど電車を乗り継いで、何とかお客さんのところに到着しました。

 

3026 3053.jpg II

 

 

 

 

 

翌18日は、オランダのアイントホーヘンからそれほど遠くない、ターンハウトという街での打合せでしたので、ハンブルク滞在は、ハンブルク駅から打合せ場所往復、打合せ時間を含めても、3時間は有りませんでした。少しは、街を散策してみたかったのですが、時間がなかったので、そのまま電車を7時間近く乗り継いで、アイントホーヘンに帰って来ました。

 

今回の出張では、X線関係のお客さんが3件、メカトロニクス関連のお客さんが2件、従来の照明関連のお客さんが3件と、行程の組み方があまりよろしくなかった為、全部で8件しか廻れませんでしたが、もらった宿題が多く、収穫も多かったような気がします。(因みに、Wikipediaによると、『メカトロニクスは昭和44年に安川電機の技術者であった森徹朗によって出願された言葉で、機械装置(メカニズム)と電子工学(エレクトロニクス)を合わせた和製英語である』そうです。)

 

いずれにせよ、海外出張で大事なのは、下準備をすることもさることながら、プレゼン等を含め、現地でしっかりとした人間関係を作ってくること、それから、かえってからそれをどうやってフォローしていくことだと思います。国によって違いますが、ヨーロッパでは10月の終わりから、11月の初旬にかけて、学生の休みがあり、それに合わせて、休暇をとる大人たちも結構います。訪問先相手とメールでのやり取りが復活したのは、11月の2週目に入ってからです。

 

クリスマスまで1ヵ月半、それまでが勝負です。

 

 

余談ですが・・・

 

出張の楽しみの一つは、仕事の後の一杯。

 

今回は最終日に打合せをしてくれたお客さんが、ベルリンでババリアン料理に連れて行ってくれました。

 

ババリアン料理というので、豚の蹄を煮詰めたものと、ザワークラフトがたらいのような皿に盛られてでてくることを想像してましたが、連れて行ってもらったお店は、こじんまりとしたおしゃれなレストランでした。

 

3133 3140 3135 3137 3143

 

 

 

 

 

料理もビールもおいしくて、量もちょうどよく、楽しい夜をすごしました。

 

放射線イメージング

2017年10月27日 (金)19時58分PM

お疲れ様です。開発を担当している森です。

 

今回は、人の目で直接見ることのできない、物理的・化学的な現象や試料の状態などを可視化する方法について、いくつかご紹介したいと思います。このテーマについて考えたとき、学生の頃に取り組んでいた研究を思い出しました。火炎内部の燃料流体の挙動を可視化することによって火炎の浮き上がり現象を解明する、といった内容でした。

 

例えば流体の可視化方には、レーザーシートを用いた粒子画像流速測定法(Particle Image Velocimetry, PIV)があります。流体に追従する粒子(トレーサー)をレーザーシートで可視化し、それをカメラで撮影して、粒子の動きを測定、解析するというものです。近年ではコンピュータの発達によって、数値シミュレーションによって精度よく解析することも可能になってきました。身近なところでは、天気予報や台風の進路予報などの精度が向上していることなどが挙げられると思います。

 

ところで昨日は会社で健康診断がありました。皆さんご存知の胸部のレントゲン撮影、これはX線が人体を透過する特徴を利用した可視化法で、放射線イメージングと呼ばれています。話はそれますが、健康診断で行われる採血が私は非常に苦手です。最近、一滴の血液でがんを診断するという内容の研究が始まったと聞きました。ぜひとも早期実現を・・・。

 

ここから、放射線イメージングによる可視化の例を挙げてみます。

 

先ずX線CTですが、CTはComputed Tomographyのことで、対象物を断層撮影して再構成し、内部構造を可視化する方法です。例えば産業用途では、非破壊検査や食品中の異物検査などに用いられており、近年では3DマイクロフォーカスX線CTといって、焦点サイズ数μmオーダーの空間分解能で、内部を高精度かつ立体的に観察できる装置が多く市販されています。

 

熱変性による損傷を嫌う生体試料の観察には、軟X線を用いた軟X線顕微鏡が挙げられます。分解能は光学顕微鏡と電子顕微鏡の間、数10nmオーダーの高い分解能で観察することができるようです(最近、生きたままの生物を観察することが難しいとされていた電子顕微鏡で、それが可能になったと聞きました)。

 

試料中の元素分布を知る方法として、エネルギー分散型X線分光器(EDS)による元素マッピングも、X線を利用したものです。電子ビームを走査した試料から放出されるX線を検出器で捉え、スペクトルを得ます。私も、日頃からよく使用しています。

 
医療用途に話を移しますと、X線CTはもちろんですが、他には核医学検査に用いられる陽電子放出断層画像法(Positron Emission Tomography;PET)、単一光子放射断層撮影(Single photon emission computed tomography;SPECT)などが挙げられます。これらは分子イメージングとも呼ばれます。

 

核医学検査は、目印となるラジオアイソトープ(ごく微量の照射線を出す薬)を体内に投与し、特定の臓器から発生するガンマ線をガンマカメラで検出し画像化することで臓器などの働き具合を調べるもので、臓器などの形や大きさ、位置を調べるX線検査(CT)やMRI検査とは目的が異なります。PETは植物研究にも応用されているようで、植物の水分の動態を調べる事ができるそうです。

 

最近では、光超音波イメージングと言って、レーザパルス光を生体に照射して、血管の状態を立体的にリアルタイムで観察することができる技術の研究が進められているようです。低侵襲、低被爆の検査や治療方法が求められている昨今、他にも様々な研究が進められているようですが、ゴールドスタンダートと言われるX線にはかなわないようで、X線に代わる技術が開発・実用化されるにはまだ50年はかかるだろうと、ある研究者から聞いたことがあります・・・。

 

まとまりのないお話をしてしまいましたが、我々は、放射線イメージングの分野では長年の実績があり、電子線源やコリメータなどの開発実績も多々あります。お気軽にご相談ください。

”巨大”中国分析機器マーケットを探る!

2017年10月20日 (金)14時46分PM

2カ月連続で中国に駆り出されてしまった技術営業の茂呂です。

 

中国にはもう何十回と行っていますが、一番安全な乗り物と分かっていても、いまだに飛行機の揺れには慣れません。

 

今回は技術課の川上(なんと中国初上陸!)と一緒に中国北京へ出張に行ってきました。私自身、中国には何度も行っていますが、北京は個人的になぜか縁がなく今回で3回目となります。

 

そんなこんなで北京に降り立った私たちですが、なんと空がとても青かったのです。

私が上海に住んでいたころのPM2.5は数百ppmが当たり前でしたが、この日の北京のPM2.5はなんと14ppmと、もしや当局でデータを弄っているのでは、と疑いたくなるほどでした。

 

IMG_7026

※ホテルから撮った北京の空は青かった。

さすがの中国でもデータは弄れても空の青さまでは弄れないようです。

 

前置きはこの辺にして、今回の北京出張の目的は北京BCEIA展示会に参加することです。このBCEIAは中国版JASISという位置づけで、中国全土の分析メーカー(もちろん外資メーカーも出展します)が集結します。

 

10月18日からはじまる共産党大会で厳戒態勢の中、飯のタネを探しに(至る所に立っている)警察官の脇をくぐり抜けながらBCEIA会場に向かいます。

 

IMG_7027

 

予め事前登録をせずに会場へ向かいましたが、特に混むこともなくすんなりと会場入りできました。しかし、中国に来るたびに驚きますが、中国の「(現金の)キャッシュレス化」と「インターネットによるオンライン手続きシステム」には感心しますね。

今回も、来場者は中国版LineであるWechatの公式アカウント用QRコードを使って入場手続きを済ませていました(外国人は一般受付から入場します)。

 

会場内は日本のJASISとほとんど変わりがありません。この中から岳石電気の技術を提案できそうなお客様を見つけていきます。

 

IMG_7028

 

岳石電気ではご存じの通り特殊ランプ用のフィラメントや電極などを得意としていますが、昨今のLEDブームの関係で、残念ながらランプ用光源はLEDへ世代交代が進んでいっています。

そんな逆境の中、私たちも「陸王」ならぬ、次の飯のタネを探すため、開発部隊が主体となり、必死に試行錯誤しながらフィラメントの応用を利かせられる新しい技術を日々、模索しています。

その中で特に「分析機器市場」と「医療機器市場」に力を入れており、国内市場だけではなく、海外市場も同時に開拓していくと言う会社方針により、今回の中国出張が決まりました。

 

 

北京についた初日の夜はこのブログの読者であればお馴染みに「岳石電気の宴会部長である川上の相方だった任さん!」にホテルの近くで北京料理を案内してもらいました。

残念ながら顔出しNGだったので、北京料理の写真をパシャリ。

 

IMG_7021

川上はパクチーが全然ダメだったようで(私は好きですが)あまり箸が進んでいませんでしたが、このお店の名物である「燃えるチャーハン」もおいしくいただきました。

 

IMG_7024

 

さて、仕事モードに戻りまして、ふたたび北京BCEIAへ会場入りです。今回の出張で私たちが狙う市場はずばり「GC/MS」と「SEM」です。両方とも電子銃の部分にフィラメントを使っている製品です。

 

中国市場にないものはない、と言われるほどなんでも揃う中国ですが、予想していた通り、GC/MSまで製品ラインアップに揃える分析機器メーカーは両手で数えられるほどしかありませんでした。SEMに至ってはなんと中国メーカーが1社のみ。ほとんどは外資メーカーの独占市場です。

 

ただ、中国メーカーに力がないからと言って手を伸ばさないのは岳石電気ではありません。岳石電気は「お客様と一緒になって新しい技術を開発し、市場に一番乗りする」という考えを持った会社です。二番煎じの技術では意味がありません。

だからこそ、仮にその技術が芽生えなくても、いまからタネを蒔く必要があるのです。

 

話は変わりまして、岳石電気で取り扱うフィラメントの材料はタングステンがメインです。ご存じの通り、一般的にあまり聞きなれないタングステンという材料のおよそ80%以上は中国で生産しています。

タングステン材料の中でも、トリアが添加されたトリエーテッドタングステン(トリタン)は環境問題が原因でプランゼ―をはじめ、撤退する企業が少なくありません。私たちも材料がなければ製品を作れないため、製品開発と同時に材料調達にも目を向けなければいけません。

前置きが長くなりましたが、今回の出張のもう一つの目的はこの材料メーカーの開拓です。

 

今回訪問したのは、以前より弊社と付き合いのある北京のタングステンをメインに取り扱う材料メーカーです。工場も見せてもらいましたが、日本式でしっかりと5Sが徹底されており、数十台の自動加工機がずらーっと並んでいました(写真をお見せできないのが残念です)。

 

今後は中国国内の材料メーカーも同時に開拓しつつ、より品質の良い、コストパフォーマンスにすぐれた製品を提供していきますので、ご気軽に相談してください。

 

 

追伸:字数の関係で、この記事だけではまだまだ中国出張の全部をお伝え出来ませんでしたが、これから中国出張に行く読者の皆様にアドバイスを一つだけ。

中国に行ったら「火鍋の食事だけは避けましょう」

川上は見事に中国式火鍋の洗礼を受けて今回の中国滞在中、トイレットペーパーが手放せませんでした。ちなみに中国のトイレに紙はありませんので、常にティッシュを携帯しておくことをおすすめします。

新しい設備の導入準備

2017年10月16日 (月)23時46分PM

開発部の木村です。

 

近々、新しい自動機を設置するために、現場の配線、配管作業をやり始めました。

 

設備を導入するとなると、どうしても配線、配管、レイアウト変更など、色々と制限のある中、やりくりするのが案外大変だったりもします。

 

写真1写真2

 

他の設備とのバランスや、作業者の動線を考慮し、少しでも効率的に仕事が出来るようにします。。。しているつもりです。

 

 

今回は、新しく機械を設置するのに、どうしても、フロアーのスペースが足りそうにないので、今は使用されていない自動機を一台撤去することになります。

 

 

悲しいかな、その自動機は、装置立上げの時に大変苦労をしたのですが、その後、どうにか生産に寄与できる状態まで持っていくことが出来た、とてもかわいいやつ、そいつなのです。

写真3

 

 

新しいお仕事を頂けるお客様には感謝しながらも、個人的には、思い入れのある機械なだけに、何とも言えない心境です。。。

 

ですが、新しい仕事をするために、新しい設備を入れる、これは当たり前であり、とても重要なこと。

また、それは設備だけでなく、必要に応じては、環境や考え方などを変えることも同じかもしれません。

 

常に同じところに留まっていてはダメ、新しい領域へと歩みを進めていかなければと、あらためて考えさせられた一日でした。

 

最後の思い出に、機械と並んで記念写真を撮ります、絶対に。

PTFE(フッ素樹脂)コーティングワイヤーのコイリング Part 2

2017年10月05日 (木)11時54分AM

技術担当の川上です。

季節もすっかり秋めいて運動会のシーズンですが、知り合いで大怪我を負った人も居るので、皆さまも運動の際にはお怪我をなさらぬようご注意下さい。

 

さて、今回も引き続きPTFE(フッ素樹脂)ワイヤーについて御紹介致します。

 

日本ではカテーテル用のガイドワイヤーとして、SUS304やプラチナ、タングステンなどの素線をコイリングしたものを芯棒に組立てた後にコーティングする手法が一般的では有りますが、海外では素線自体にコーティング処理がされており、その方がコストが安いと一般的に流通している様です。しかし日本では素線にコーティングをして、ボビンに巻き付けた状態のワイヤーの取り扱いが全くと言って良いほどありません。私が確認した限りでは、ワイヤーをランニングさせながらコーティングして焼結する為の設備上の問題があるからの様です。その為、日本では後コーティングでの手法が発展していったと推測しています。

 

最近依頼の有る「絶縁目的」の樹脂コーティングコイルを作る為には、素線自体が最初からコーティングされていないと上手く行きません(コイリングした後だとコイルの間や内径側にコーティング出来ない)。現状では1~2mに切断した素線にコーティングした単線をコイリングする事となります。故に長尺のコイルが作成出来ないと言うジレンマが有りました。実験用に海外からコーティングワイヤーを取り寄せようと見積もりを依頼しましたが、日本のマーケットが小さいと言う事で販売経路が無く、かなりの最低発注量及び金額でした。。。

と悩んでいたところ、ある材料メーカーさんがPTFEコーティングワイヤーを新規開発中との事で、無理を言ってサンプルを入手しました。

 

前置きが長くなってしまいましたが、実際にコイリングしてみた写真がこちらです↓

PTFE コイリング1PTFE コイリング2

コーティングが全周にされているのを見易くする為に、ピッチ有り無し両方を作ってみました。

(写真は倍率が違いますが、ピッチ以外は同じ寸法です)

素線径:SUS φ0.35  外径:φ1.4

 

予想よりも良い出来でしたが、コーティング部を傷付けずに巻く事が難しく今後の課題です。

また、写真には入り切らなかったのですが、2mの長尺コイルも弊社の設備で巻線出来ましたので、ご興味おありの方は川上まで連絡戴ければお見せ致します。

 

メーカーさんによると、この材料はまだまだ開発途中案件で課題も多く、直ぐに量産とは行かないとの事でしたので、今すぐご要望のサンプル作成と言う訳にはいかないところが残念では有りますが、アイデア次第では面白いものも出来そうなので引き続き追っていきたいと思っています。

 

それでは、また次回お会いしまいしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

高融点金属を溶かす加工技術

2017年09月15日 (金)15時46分PM

開発課の島田です。前回ご紹介した傾斜材については引き続き改善をおこなっていますが、今回は岳石電気の加工技術の一つである、電解研磨についてご紹介したいと思います。

電解研磨は電解液中でワークを通電させることにより、金属の表面を溶かす加工技術です。物理的な力で研磨しないため、残留応力が発生せず、「焼け」や、残留物による「汚れ」が発生しないといった特徴があります。

実際に電解研磨したタングステンが以下の写真になります。電解研磨①-1

研磨部分が光沢になっているのがわかります。

SEMで表面観察した結果が以下になります。

10V-0.6A-60s NaOH25%

研磨部分は表面が溶けている為、径が細くなっており、未研磨部分と比較すると表面が滑らかなのがわかります。

次にコイルを半分研磨した結果になります。

電解研磨⑤-1コイル

コイルの左側は研磨され、細くなっている様子がわかります。電解研磨では上記のような微細な加工もおこなうことができます。

岳石電気では、これらの技術を駆使し、難しい加工等にも積極的に挑戦します。タングステンに限らず、材料の加工でお困りでしたら是非一度ご相談下さい。

タングステンのプレス加工技術

2017年08月25日 (金)16時12分PM

技術担当の芭蕉です。

 

長いようで短い夏季休暇も終わってしまいましたが、皆様はどのように過ごしましたでしょうか?

 

今年の夏季休暇中は、ほとんど晴れの日がなかった為、私は海にでかける気にもなれず、ほぼ室内で過ごしておりました。。。唯一、子供を連れて遊びに行った場所がアンパンマンミュージアムです。ヨーロッパ出張の時に産まれた次男も早いもので1才になり、そこら中を走り回って大変でした。疲れましたが子供の笑顔に癒され充実した1日でした!

さて、夏季休暇も終わり既に1週間が経ちましたので、そろそろ頭を仕事に切り替えたいと思います。

 

前回は弊社の組立、溶融技術の一部をご紹介させていただきましたが、今回は技術紹介の第2弾ということで、タングステンのプレス加工技術を製品の事例と合わせてご紹介したいと思います。

 

ランプメーカ様に納品するタングステン電極の中でタングステンの一部を加工する製品がございます。

kennma-1 kennma-2

 

上記の写真はプレス加工ではなく平面研磨加工にてタングステンの丸棒の一部を加工したものとなります。

平面研磨では砥石を使用してタングステンを削って加工しております。砥石で削っていますので研磨した面を上から見ると、横スジがついているのが見えると思います。

 

 

プレス部② Sample③-1

 

続いての写真はプレス加工にてタングステンの丸棒の一部を加工した製品となります。

平面研磨加工では削って除去してしまうのに対して、プレス加工では変形させて平面を作っております。

その為、プレスされて潰れた分のタングステンは横に逃げて、プレスする前の丸棒の径よりもプレスした箇所は太くなっています。また、プレスした面には平面研磨時のような横スジは残りません。

 

お客様の用途や、加工する形状、及び弊社の作業工程でのコストダウン等を考慮しながら加工方法を決めていくのですが、文章で書くとタングステンのプレス加工は簡単にできるのかという気がしますが、、、

とんでもございません!!!

 

タングステンをプレス加工する上での一番の難敵はこいつです。

プレス2

そう、クラック!!!!!

 

何度こいつに泣かされたことか、、、orz

 

タングステンは粉末冶金の為、加工するサイズや形状にもよりますが、常温でプレス加工を行うとほぼ100%クラックが発生します。

一般的には熱間プレスを行いますが、熱間プレスといっても検討する項目は多数あります。

・タングステン材料の加熱温度

・プレスする金型の材質、強度

・プレス加圧力やスピード

 

等々、上記に挙げた項目は一部ですが、様々な検討、実験を何度も何度も繰り返し、ようやくクラックもなく寸法精度もよい製品をプレス加工にて実現することができます。

 

私はプレス加工品の試作当初から量産立ち上げまでを担当しておりましたが、約1年~2年くらい掛けてなんとか製品化に成功致しました。最初はクラックの無い製品を100個つくるのに2人掛かりで、試行錯誤しながら何日もかけて製造しておりました(歩留まりはいうまでもなく最悪です)。。。

 

最終的には、生産技術課の力もお借りして量産化を行い、自動機にて無人で1個/約10sで生産ができるようになりました。

自分が試行錯誤しながら苦労した製品が量産となった時の喜びは人一倍です。

 

今後も新しい仕事にどんどん挑戦し続けていきたいと思います!!

チョコ停対策

2017年08月10日 (木)18時20分PM

生産技術を担当している矢後です。

昨年の8月の中旬に入社し、約1年が経ちました。

この一年間は、治具の設計、機械のセッティング等を行ってきましたが、

サイズ感の違いに苦労し、いつの間にか時が流れてしまいました。

 

今回は、入社当事からお付合いしている自動組立機のチョコ停対策を紹介します。

自動組立機とは、コイルと棒を組立てる機械です。

P1140924-2P1140946-1

 

左側の画像が組立機の全体です。

右側の写真のペンの上に写っている棒の

先端部にゴマ粒程のコイルが挿入されます。

 

対策の項目として設備の操作パネル上に、異常履歴が残る仕様になっておりその項目を

基に回数の多い

 

・ロボット動作異常

コイルを搬送して棒に挿入するロボットの動作異常

・組立負荷異常

コイルを棒に組付け(挿入)時の値異常

 

以上2項目の対策を実施しました。

 

ロボット動作異常

現状把握

・同位置に設置の溶接機を使用しない時は発生しない

・ランダムに発生する

P1140614-1

 

ロボット部

 

調査・対策

PLC内ラダーを調査 → ロボットユニット本体のエラーという事が解り、

ロボットのコントロールボックスで発生するエラーコードを調査

→制御電圧の低下

・電源を別系統にし、単独にして電圧低下を軽減

・ノイズフィルターの設置

以上2項目を試しましたが効果無し。上記した“溶接をしない時に発生しない”という

条件から、相違点を再検討したところタクトが違うのにスピードが同じだった事が分かり

ロボットの動作スピードを減少させたところ、エラーが発生しなくなりました。

各動作の終了信号をとってプログラムが組まれており関係無いと思いますが、

結果的にOKです。この件に関しては今後調査し理解していきます。

 

 

 

オーバーロード異常

現状把握

・ランダムに発生する

P1140615-1

測定部・組付部

 

調査・対策

設備のインデックステーブルに複数のステーションがある為、

調査したところステーションによって片寄りがある事が判明。

制御的には、異常の無い事を確認しメカ的な異常と判断し、

各ステーション、ワークチャック部のストロークを調整したところ

エラーが発生しなくなりました。

 

自動組立機のチョコ停ついては、流れる品番・ロットにより内容が変化しますが、可能な限り

変化に対応出来る調整・改造を進めていき、製造部門が効率良く仕事が出来るように

していきたいと思います。

 

2017年 納涼祭!

2017年08月10日 (木)13時14分PM

 主に中国のお客様を担当している営業の茂呂です。先日の新人紹介で紹介されましたが、

ブログに登場するのは初めてです。よろしくお願いいたします。

 それにしても日本の夏も暑いですね。

 私も2015年までは10年間中国にいまして、毎年の夏には40℃を超える上海の気温に嫌気がさし、

はやく日本に帰りたいと思っていましたが、日本に帰ってきたらやっぱり夏は暑かったです。

夏が暑いのはどうも世界共通のようです。

 

 さて、先週末の金曜日、岳石電気では毎年恒例の「納涼祭」がありました。

 納涼祭当日の天気はあいにくの曇り空で、天気予報では雨の予報もありましたが、

なんとか雨も降らずに納涼祭本番を迎えることができました。

 早いもので私も岳石電気に入社してちょうど半年がたちました。

岳石電気では季節ごとに会社主催のイベントがありますが、私自身も前回のお花見以来、

2度目のイベント参加となりました。

 待ちに待った今回の納涼祭ですが、例年と大きく違っていることがあります。

 それは、ホンモノノのシェフによる料理が振舞われることです!

 

 下の写真に写っている方は、弊社が今後新事業を展開するためのキーパーソンとして入社されました、吉野シェフ。

 日本国内で様々な形態のレストランを立ち上げた実績のある方なんです。

IMG_3519

 

 

 今年、岳石電気に入社できた人はラッキーですね。ぜひ来年もお願いします! 

 岳石電気の納涼祭はすでに毎年恒例のイベントになっており、35年ほど続いています。納涼祭では岳石電気の社員だけでなく、岳石電気で働いている従業員、そしてその家族の方たちも自由参加となっており、毎年100名前後の参加者が集まります。

 今年は本格派料理が食べられる!と聞いて楽しみにしていた人も多かったのではないでしょうか?

IMG_3524

みなさん、家族やお子様を連れており和気あいあいとした雰囲気が写真からも伝わってきますね。それでは恒例の乾杯から始めます。カンパーイ!

 

 

 

 

IMG_3526

写真の中で焼きそばを焼いているのは社歴20年以上のベテラン社員で生産管理部の石川さんです。

いい表情ですね。

 

IMG_3517

上の写真で書いているのはイタリア語でしょうか?(後で聞いたらスペイン語でした・・・)しかし、おしゃれですね~。

私自身、おしゃれ料理とはまったくの無縁なのでよく分かりませんでした・・・

 

IMG_3532

 

 

 

 

 

 

 納涼祭では毎年、抽選会を実施しています。

一等賞はおなじみ「ディズニーランドのペアチケット」です。見事当たった製造部の吉澤さん、おめでとうございます。奥さんと楽しんできてください!

 ちなみに私はコーヒー詰め合わせが当たりました。

 景品の中にはメロンやスイカなどもたくさんあり、小さなお子様がいる家庭にはいいお土産となりましたね。

IMG_3533

 

 今年、岳石電気には私を含めたくさんの新入社員が入社しました。従業員の中には今年の納涼祭がはじめての参加という人も多かったと思います。

 納涼祭では花火なども準備されており、小さなお子さんも楽しめるイベントとなっています。子供時代に戻りたいですね~。

 最後は社長の嶽石からのあいさつと一本締めでお開きとなりました。

 最後となりましたが、今回、おいしい料理を準備してくださった吉野シェフ、そして納涼祭の準備に追われた幹事の方々、そしてこのような機会を提供していただいた岳石電気に感謝します。

 

来年もまた素晴らしい納涼祭ができるように社員一同一丸となって頑張っていきますので、これからも岳石電気をよろしくお願いします。

タングステン合金で、でかいオモリ作りました

2017年07月30日 (日)18時14分PM

開発部の木村です。

 

皆さん、夏本番いかがお過ごしでしょうか。

夏といえば、「冷やし中華はじめました」の看板につられ、冷やし中華を食べたくなる季節ですよね。

キュウリが苦手な私は、自宅で冷やし中華を食べるとき、キュウリ無しの麺多めのデカ盛りです。

デカ盛り→でかい盛り→でかいオモリ、そう「でかいオモリ作りました」

 

くだらない前振りはさておき、当社では、HPの焼結製品でも紹介しているように、タングステン合金でルアーや、小さい玉のおもり、タイラバ(鯛釣り用のおもり)など、釣り具関連の製品を一部作っています。

 

それらの商品は、関連会社である岳石デライトのブランドであるHEAVY  SOURCEから販売されています。

 

今回は、ひょんなことから、ダウンリガー(深場を狙うトローリング方式)と言われる釣りで使用されるオモリをタングステン合金で作ってみました。

 

ダウンリガーウェイト

左側がおよそ1.3kg、右側がおよそ1.7kgの2種類のサイズです。

 

球体部分がタングステン合金で、その他の板やリングはステンレス製です。

このような間に板がある形状なのは、単純な球体でつくるよりも、船で引っ張られる際に仕掛けの方向性や動きを持たせるためのデザインです。

 

 

一般的には、1.5~5Kg程度の鉛で作られたものが使用されるのですが、比重の大きいタングステン合金で作ることにより、同じ大きさで重くすることがでる、言い替えると同じ重さで小さい形状にすることができます。

 

今回作ったオモリのタングステン合金の比重が18に対して、鉛の比重が11.3なので、同じ大きさのオモリを作った場合、およそ1.6倍の重さとなります。

 

比重を大きくしたものを使うメリットは、オモリが小さくなることで水、水流での抵抗を小さくすることが出来るところです。

 

 

つまり、沈めるときは速く沈む、上げるときはより軽い力で上げられる、また、トローリングのように引っ張られるような動きのときは、より浮力の影響を少なくして、同じ深さでオモリを維持することがメリットとなります。

 

比重の違いが分かりやすいのうに、ダンベルと比較してみました。

ダウンリガーウェイト比較

左側から2kg、1kgのダンベル、右端上が1.3kgのオモリ、右端下が1.7kgのオモリ。

ダンベル2つの合計とオモリ2つの合計がそれぞれ3kgで、オモリをダンベルの形に模してみると、その小さくて重いイメージが伝わると思います。

 

このオモリに関しては、あくまで実験的に作ったもので、その実用性などは試しておりません。(使用レポなど上がってきたときには、ご報告致します。)

 

このオモリを作るにしても、部品での機械加工、曲げ加工、焼結、組立での接合など色々な工程、技術が必要で、新しいものにチャレンジすると、何かしら新しい発見があると実感しました。

カーボン

2017年07月14日 (金)19時51分PM

開発を担当している森です。

 

21世紀はカーボンの時代と言われ、近年ではカーボンナノチューブ(CNT)やグラフェンなどの話題で持ちきりとなっています。我々も、タングステンやモリブデンだけでなく、そのあたりでも何か面白いことができればと考えておりますが、いきなり最先端の研究開発となると難しいですので、先ずは基礎的な実験から・・・・

 

ということで今回は、現在実験を行っているカーボンのコーティングについてお話ししたいと思います。内容は、カーボンの粉末を溶いたスラリーを金属の板に塗って加熱し、付着させるというものです。

 

先ず分かったのは、平面に均一に塗ることの難しさです。写真はきれいに塗ることができた部分です。

MSP00004

 

次に不活性ガス雰囲気中で、高温で加熱したところ、無くなってしまいました・・・。 原因調査中です。

MSP00008

 

気を取り直しまして、今度は真空雰囲気中で加熱しました。温度は先程と同じ条件です。

MSP00004

 

カーボンの被膜は残っていました。 一安心です。

 

ですが、下の写真の様に、所どころにムラのある部分も現れました。やはり均一に塗ることは難しく、今後の課題となりそうです。

MSP00003

 

引き続き実験を繰り返し、ノウハウの蓄積や条件の最適化を図っていこうと思います。

樹脂コーティングワイヤーの溶接

2017年07月04日 (火)15時30分PM

こんにちは。技術課の川上です。

生まれも育ちも地元・秦野ですが、血筋的には両親共に北海道出身な道産子サラブレッドの為、湿気の多い今の季節には弱り切っております。。。

 

さて、前回はPTFEコーティングワイヤーを巻線してみましたが、今回は溶接実験をしてみました。

 

ADB 2-3

写真:SUSコイルのSUS棒を溶接

 

 

PTFE(フッ素樹脂)は絶縁体なので、コーティングされているワイヤーは溶接(溶かして接合)が出来るのか??

溶接してからコーティングという選択肢もあるのですが、先に素線にコーティングしてしまう方がコスト面から考えると有利ですし、後コーティングだと細部まで均一にコーティングする事が難しくなってしまいます。

と言う事で   Let’s  try!

 

まずはSUS素線にPTFEコーティングしたワイヤーと、SUS素線の溶接。これは簡単に溶接が可能でした。

 

次にSUS素線にPTFEコーティングワイヤー同士を溶接。

社内特殊部隊TUGの陳君に、色々な形状で溶接してくれる様にお願いしたところ、、、こんな形で出来上がってきました。

P1140521

台湾でもシティーハンターって放送されていたのかな。。。

 

X Y

拡大して観察してみると、熱によってPTFEが収縮したのか、溶けてしまったのか、SUS素線が剥き出しになっています。(PTFEが黒色、SUS素線が銀色)絶縁目的でのコーティングの場合には問題となるかもしれません。

 

 

色々と試してみて、PTFEコーティングに於いては耐熱・絶縁がメリットでもありますが、溶接という工程からするとデメリットとなる事が判りました。

絶縁=抵抗溶接が難しく(断面同士などのコーティングがされていない個所は可能)、レーザー・TIG溶接となる。

耐熱=素線材料の融点が高ければ問題無いが、融点が低いと、PTFEコート表面を蒸発させる熱で素材が熱ダメージを受けてしまう。(最悪、断線)

とは言え、やり方によってはクリア出来る可能性は有りますが、具体的な内容はノウハウに関わる部分なので控えさせて頂きます。

 

現在、コイルとコーティングの組み合わせで何か出来ないか色々と模索中です。面白いものが出来たら本ブログにて報告致しますので、お楽しみに❕

 

異種金属材料の焼結にトライ!

2017年06月16日 (金)17時19分PM

タングステン-モリブテン偏

 

はじめまして開発課の島田です。

入社して4ヶ月が経ちました。会社の雰囲気に慣れてはきていますが、まだまだ学ぶことが多く勉強中です。早速ですが、今回私が取り組んでいるテーマについてご紹介したいと思います。

 

異種金属材料を焼結させることで、今までにない性能や異なる性能を材料に持たせることができますが、単純に焼結させただけでは、界面での剥離やクラックが発生する恐れがあります。この原因は、熱収縮率が異なる材料を焼結させると、焼結時に応力が発生し、その結果、剥離やクラックを引き起こしてしまうからです。こういった問題の解決方法の一つとして、金属界面に中間層を挟むことで剥離やクラックを抑制できます。

 

一例としてタングステンとモリブテンの焼結体を紹介します。

まずは、中間層なしで実施。プレス加工して、焼結をおこなったモノが以下になります。

ブログ用Mo-5/W プレス体 (1)

結果、タングステンとモリブテンの界面付近で亀裂が確認されました。

 

次に中間層を間に挟んだ焼結体。

ブログ用Mo-5/Mo-5+W/W プレス体(1)

先ほどと異なり、亀裂は発生していません。

 

中間層を設けることで、クラックのない状態での異種金属の焼結体はできますが、その他にも解決すべき課題はあります。それらについては、次回以降にでもご紹介したいと思います。また、金属だけでなく他の材料との焼結にも挑戦し、様々なご要望にお答えできる準備をしていきたいと思いますので、ご相談、ご要望お待ちしております。

組立+溶融電極の技術紹介

2017年06月13日 (火)21時45分PM

技術の芭蕉です。

今回は弊社の溶融電極と呼ばれる製品の一例を交えながら、コイリング、組立、溶融技術の紹介をしたいと思います。

 

先ずはコイリング、及び組立について説明致します。

 

 

棒とコイル棒とコイル組立後

 

上記写真(左)のコイルは、巻き返しコイルと呼んでおり、1本のタングステンワイヤーを連続してコイリングしております。コイル線形はφ0.6mmとなります。このコイルの下に写っているのは、φ1.0mmのタングステン棒となります。このφ1.0mmの棒に嵌合が合うようにコイリング時のマンドレル(コイルワイヤーを巻き付ける棒)を選定し、巻線を行っております。嵌合は棒径とコイルの内径に約0.005mmの差異があると組立時に影響するので、実際に使用する棒径に合わせて、毎回マンドレルを製作し、現物にて嵌合確認を行います。

実際に組立てた製品が写真(右)です。これは、ハンマーを用いて、手作業にてコイルの先端まで棒を圧入しております。数量が多い場合は、自動組立機等を利用して組立を行うことも可能ですが、弊社では、少量多品種の様々なコイルを扱いますので、試作の場合は手作業、またはハンドプレス機等の治具を用いて組立を行っております。

 

 

次は溶融です。

溶融1酸化なし

 

 

先ほどの組立てをした製品を、溶融機を用いて先端を丸く溶融したものです。溶融の表面にはキズもなく、きれいな半球状に溶融することが可能です。一見、簡単そうに見えますが、溶融の形状をコントロールすのは非常に難しく、弊社の技術ノウハウが詰まった製品となります。

 

 

 

今度は先ほどの技術を若干応用した製品を紹介いたします。

 

先ほど紹介した棒とコイルを組立てた電極よりもコイルの線形を太くして、組立後の全体のボリュームを大きくしたいとの要望がお客様よりありました。

通常は、コイル線形を太くする、または芯棒を太くしたりして対応するのですが、ご要望いただいた内容は芯棒径を変えずに、コイル径のみを太くしたいとの要望です。

コイリングをする場合、マンドレル(コイルワイヤーを巻き付ける棒)に対して巻線が可能な線径が決まっております。コイル線径が太くなりすぎるとマンドレルが折れてしまうからです。

 

そこで弊社で提案したのは、先ほどの組立をした製品の上に更にコイルを巻くという方法です。

 

コイル大組立+コイル大

 

上記写真のように、先ほどの組立後の製品の外径に合わせたφ0.7mmのコイル(上記写真(左))を作製し、そのコイルを組立後の製品にかぶせました(写真(右))。この方法にてご要望いただいた仕様に合うサイズの製品が完成しました。さらにこの製品の先端を溶融し、この通り!

 

溶融2酸化なし

 

 

 

 

 

 

 

このように、弊社ではお客様のご要望に対してフレキシブルな対応が可能です。

コイリング、組立、溶融技術にお困りの際は、是非岳石電気までご一報を!!

誠意をもって対応させていただきます。

 

 

 

 

 

多条・多層巻コイル

2017年05月19日 (金)18時21分PM

営業の大坂です。

今回は、現在取り組んでいる、多条・多層巻コイルについて紹介します。

岳石電気では、MEDTECやMEDIXなどの様々な展示会で、多条巻きコイルを紹介してきました。実際に、多条コイルについては、ある程度の実績を積んでいます。

サス3条サス4条 タングステン4条

 

SUS3条巻コイル        SUS4条巻コイル      タングステン4条巻コイル

 

これらを見て、お客様から『トルク性を向上させるために、多条かつ多層で巻いてみたらどうだろう?』との相談を受けました。

これは、是非トライせねば。。。と思い、社内検討を始めました。

早速、弊社の秘密部隊 TUG(テクニカル・ユーティリティ・グループ)を投入!このTUGとは、岳石の技術を知り尽くした3名からなる技能集団で、不可能はありません。(何か恰好いいですね)

2層の短尺ものは、日常的に製造しているので、今回はSUSを使用した長尺にチャレンジ!(長尺と短尺ものでは、巻線機構が違います)

無題巻き返しコイル

まずはじめに、手巻きにてテストをし、素材の特徴や多層独自のメカニズムを確認します。実際に手巻きをしてみると、2層以降からワイヤーの歪が蓄積され、3層へと進むとさらに歪によるコイルバックが激しくなり、うねりが発生。初期実験の現物は、このようになりました。

3層

今後の課題は、このコイルバックによるうねりの除去、および切断面の改善です。最終的な目標は、多条による多層巻コイルなので、こんなところでつまずいている訳には行きません!継続的にチャレンジをして行き、報告をしますので、よろしくお願いします。

研修旅行(その3)

2017年05月12日 (金)18時30分PM

皆様、過去2回の研修旅行の様子をご覧頂き、ありがとうございました。今回は研修旅行(その3)、いよいよ最終回となります。

 

宴会では前半戦に食事をしながらグループごとに仕事について語りあい、中盤戦ではざっくばらんに楽しみ、そして最後は大抽選大会!と理想的な展開で終了しました。

 

宴会は43名の参加でしたが、どうしても当日帰らなければならない従業員などもいるため、「2次会は20名くらいで別会場で~」あとは部屋単位で飲んでもOK!という案内だったのですが・・・

IMG_2617 IMG_2618IMG_2622 IMG_2626 IMG_2637 IMG_2638 IMG_2639

あれっ?ほとんど、皆さん来ちゃった~

 

ほとんどの方が部屋に戻らないという、この団結力!!これが「チームワーク」ってヤツなんですね!

 

 

 

さあさあ、2次会カラオケ大会の始まり~

IMG_2620

先陣を切ったのは、このヒゲ男。製造部の吉澤君。唄い慣れていてヤラシイ感じです(笑)でも消防団員だったりと男気はあります!

 

 

 

IMG_2631

開発部の森主任。普段はクールなナイスガイですが、とてつもない勢いで盛り上げてくれました~

 

 

 

 

 

IMG_2641

親方・・・(笑)ではなく、森部長。幹事役からの開放!ありがとうございました!

 

 

 

 

 

IMG_2642

生産管理課の石川主任。影で旅行を支えてくれました。ありがとう!唄ったの初めて見ました。(筆者談)

 

 

 

 

 

IMG_2646

開発部の木村課長と技術課の川上係長。会社の将来を支える(?)二人。普段から息の合ったコンビでデュエットを披露。

 

 

 

 

 

IMG_2653

むむっ?製造部の長谷川リーダーと検査の秋山さん・・・ただならぬ関係(笑?)つい最近まで同じチームで頑張ってくれてました~

 

 

 

 

 

IMG_2663

品質保証課の田邊係長。仕事柄、普段は硬い(?)ですが、飲み会では軟らかい・・・・

 

 

 

 

 

 

 

IMG_2654

検査の寺岡さんと杉山さん、頼りになるベテラン!withヒゲ男(笑)

 

 

 

 

 

IMG_2671

技術課の芭蕉主任。次世代のエース!そして、隠れボーカリストです。一度、聞いてみてください~

 

 

 

 

 

IMG_2673

生産管理課の安岡主任と検査の稲葉さん・・・安岡さん、普段ストレス溜まる仕事が多かったからか・・・しかし、これは載せてよかったのか??(笑)

 

 

 

 

 

皆さん、積極的に歌ってくれました。ん~結構皆さん積極的なんだ~(驚き)

 

IMG_2675

こんな感じであっという間の2時間が過ぎ、お開きとなったのでした。

(実は3次会を楽しんでいた方々もいたのですが、各部屋開催のため、ここで取材は終了~)

 

 

 

今回の旅行で、普段、別部署だから仕事中には話しをしないので、どんな人か良くわからなかったけど、今回の旅行で、いろいろと話ができたり、普段見せない顔が見れて良かった!という人もいたでしょう。それぞれに新発見、再発見があったりと、実りのある旅行ではなかったかと思います。

弊社のモットーは「スピード&フレクシブル」です。お客様から「岳石電気に頼んでよかった!」という会社を目指しておりますので、そのためには従業員のチームワークは絶対的に必要であり、今回の旅行を通じてさらにチームワークの意識が芽生えてくれれば、と思います。この成果は来期にきっと活かされるでしょう!

 

宴は終わりました。さぁ、新たな決意を持って新しい年度に向かっていきたいと思います。そして、また、できれば同じ時期に再び度集えるように、頑張って行きたいと思います。

 

以上、上田がお伝えしました~

 

 

研修旅行(その2)

2017年05月10日 (水)15時16分PM

前回の研修旅行(その1)に続き、宴会からの様子をお伝えします。

少し早めに着いたため、各部屋でゆっくりしたり、風呂に入ったりと、各々の時間を過ごしたあと・・・・

IMG_2606

宴会(語り場)の始まりです!

IMG_2549 IMG_2550

 

 

 

 

 

 

IMG_2547

司会は親方(笑)・・・ではなく、森部長です!

 

 

 

 

 

IMG_2552 IMG_2553

おいしそうな食事に囲まれながらの・・・

 

 

 

 

 

IMG_2555 IMG_2557

前半戦はグループで語り合う・・・

 

 

 

 

 

IMG_2573 IMG_2604

こちらでも語り合う・・・

お酒の回らないうちに、ランダムに分けられたグループに部課長が入り、話を聞いて回りました。

 

 

 

IMG_2559 IMG_2560

中盤戦からは楽しく!

 

 

 

 

 

IMG_2561 IMG_2562

こちらでも・・・

 

 

 

 

 

IMG_2568 IMG_2567

こちらでも・・・

 

 

 

 

 

IMG_2569

社長のお嬢さんが日ごろの感謝を込めて社長になり代わりお酌にまわります(笑)カワイイ!

 

 

 

 

 

IMG_2575

そして、後半戦は「大抽選大会!」幹事の森部長が社長の嶽石を必死に口説き落とし、数々の景品をゲット!

 

 

 

 

IMG_2607

よっ!太っ腹社長!

 

 

 

 

IMG_2588 IMG_2589 IMG_2591 IMG_2592 IMG_2593

 

 

 

景品の当たった皆さん、おめでとうございました!食品や高級海産物、高級肉、そして1等は岳石電気の景品といったらお約束の「デズニーリゾートペア入場券!」でした!

 

 

 

IMG_2603

当たった皆さんで、ハイチーズ!(当たってない人紛れ込んでますけど・・・)

 

 

 

 

 

IMG_2612

そして、社長より、また、来期も決意新たに皆で力を合わせて頑張ろう!と挨拶を頂き、お開きとなったのでした・・・

 

2回で終わるつもりでしたが、まだ、2次会の写真も残っており、もう少しお伝えしたいので、(その3)に続きます~

 

研修旅行(その1)

2017年05月08日 (月)14時10分PM

みなさまこんにちわ!

ゴールデンウィークも明け、今日から本格的にお仕事される方も多いかと思います。私ども岳石電気は5月が期首となりますので、今月がいよいよ新年度の幕開けとなります。

 

さて、弊社ではゴールデンウィーク前の4月27日(金)、28日(土)の2日間、「研修旅行」を行いました。年度末ギリギリまで、従業員の皆さんが非常に頑張ってくれたため、会社からの慰労的な意味合いもありますが、裏本題としては、昨年から新しいメンバーも多数加わったり、部署の異動があったりと、ここ数年では大きく社内の様子が変ってきていることもあり、新たな、コミニュケーションの構築を部署を超えて図ることを狙っての旅行としました。

 

ひと昔と異なり、団体旅行って少なくなりましたよね。しかも社員旅行となると、人によっては「会社で毎日顔合わせる人達と旅行してまで・・・」という意見もあるかも知れませんが、弊社では社内の雰囲気が変わりつつある、今こそこのタイミングで皆で集まろう!と社長の嶽石の提案で幹事を努める課長を中心に計画を進めてきました。

 

この研修では、ただ、飲んで食べて騒ぐだけではなく、「とにかく皆で語ろう!」ということを事前にアナウンスし、ちょっとしたグループ分けをして、いつもはあまり話さないメンバーなどと、仕事(もしくは「働く」※グチだけでなくて)について語ってみることにしました。

そこで、今回のブログではその様子を何回かに分けて報告させて頂きたいと思います。

 

【出発~到着】

参加人数が43名と大勢だったため、社でバスを借り、また、社用車に分乗して出発しました。

IMG_2518

出発前の点呼の様子

(今回は管理部の森部長、製造課の吉田課長、平野課長代理が幹事となりました。ご苦労様です!)

 

 

 

 

 

IMG_2521

全員揃ったのでいざ出発!

 

 

 

 

IMG_2523

社内の様子(まだ、盛り上がる前・・・)

 

 

 

 

 

弊社の所在地である秦野から目的地である箱根湯本までは車で約40分ほどです。近いので結構気軽に行けるものです。

 

 

IMG_2525

運転手の石川主任(大型免許保有者)

 

 

 

 

 

IMG_2528

あっという間に箱根に到着。旅館はすぐそこ!

 

 

 

 

IMG_2529  IMG_2533

バス内で盛り上がる前に到着~

 

 

 

 

IMG_2535

先回りするはずの幹事さん達が本隊より後に着く(先に出たはずが?)ハプニングもありましたが・・・

 

 

 

 

IMG_2542IMG_2538

皆さん無事に到着、それぞれのお部屋へ。

 

 

 

 

IMG_2543 IMG_2544 IMG_2545

 

今回の宿泊先は箱根湯本の「パークス吉野」さんです。湯本からも近く、部屋やお風呂から見える川の景色は素晴らしかったです。

 

(その2)では宴会の様子をお届けします。

お花見2017

2017年05月02日 (火)14時12分PM

こんにちは。

もう、明日からGWの後半戦になってしまいますね。皆様いかがお過ごしでしょうか?

ちょっと前の話になってしまいますが、弊社のお花見の様子を紹介させて頂きたいと思います。

弊社では毎年4月の初旬の金曜日に近くの運動公園にシートを貼り、そこで花見を行っているのですが、過去何年かは花見当日が決まって雨風、しかも低温でブルブル・・・・(誰かが妨害している??)そのため、ここ数年はいつ雨が降ってもいいように、会社敷地内でほのぼのと花見を行っています。

桜

 

(上写真)敷地内の桜です。北側にあるため、いつも開花が遅いんです。

 

また、ここ数年は近くの協力関係にある会社の方々にもお集まり頂き、参加人数も50名近く、ほのぼのと盛り上がっています。

乾杯

 

 

 

こんな感じで始まります!

 

 

 

寿司 オードブル

 

旨そうな寿司やオードブル達・・・・

 

 

 

 

 

 

社員1

社員や

 

 

 

 

 

 

子供たち

子供たちなんかも・・・

 

 

 

 

 

来賓1

そしてご来賓の方々。いつも差し入れありがとうございます!

 

 

 

 

 

酔っ払い代表

酔っ払いもいたりまします(笑)

 

 

 

 

 

閉会挨拶2

最後は社長が締めて終わります。

 

 

 

 

 

毎年恒例の行事ですが、いつもと変わりなく集って、飲んだり食べたりできることに幸せを感じています。来年も変らず、開催できたら~と思います。

   古い記事 »

年別アーカイブ

カテゴリー

* RSS FEED