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PHOTON FAIR 2018

2018年11月05日 (月)19時12分PM

こんにちは、技術課の川上です。

 

先週の11月2日、弊社の顧客である浜松ホトニクス殿の展示会「PHOTON FAIR 2018」を視察してきました。

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流石にノーベルに3度貢献した企業で、展示会場を一社で貸し切り盛大に開催されておりました。

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会場に入ってすぐには、テレビ技術の祖、高柳健次郎博士の技術を汲んでいる事が説明されており、その後も過去から未来への製品の説明が展示されています。

特に、スーパーカミオカンデに使用されている20インチ光電子増倍管の製造工程がビデオで流れており、その技術力の高さに感心しました。

また、弊社が納入している製品群の完成体も多数展示されており、それらを直に見る機会はあまり無いので、非常に為になりました。

弊社と浜松ホトニクス殿との付き合いは、意外にもフィラメントからでは無く外注加工からスタートし、その後、タングステンフィラメントを注文頂ける様になり、今現在では多種・多様な加工品を納入させて頂いております。弊社がどんな製品に携わっているかは開示出来ませんが、この様な光技術で世界をリードする企業様とお付き合いしていくには、我々も日進月歩で技術力を磨いていかないと強く感じる展示会でした。

 

最後に、会場を出ようとするとお土産まで戴いてしまいました。

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写真では判りづらいかと思いますが、「乾パン」と「源氏パイ(浜ホトVer)」です。

源氏パイは静岡県限定のお土産として、駅でも販売されていたので判りますが、なぜカンパン??

後で調べてみると、どうやらこの源氏パイの製造元が一緒で、浜松市の三立製菓さんとの事でした。(その他にも「チョコバット」や「カニパン」も製造されているそうです。子供の頃、よく食べたな~。)

 

それではまた、次回お会いしましょう。

冷却系統の一括化

2018年10月12日 (金)17時17分PM

生産技術を担当している矢後です。

朝晩はちょっと肌寒く感じますが、日中は過ごし易く体を動かしたり、お出掛けをするのに心地よい季節です。私も先日は地域の体育祭で、日頃運動不足なのを忘れ張り切り過ぎてしまいました。皆さんの中にも地域行事に参加された方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、来週末に予定している溶接設備への冷却系統変更及び既存チラー移設についてです。

3月に能力アップさせたチラーに交換した際に、以前に使用していたチラーを移設しましたが、そのチラーを工場内溶接設備の冷却に使用し、現状で設備横に設置していたチラーを撤去、及び冷却に水道水を使用していた別の設備もチラー冷却に変更し、何系統かに分割されていた冷却系統を一括化にする内容です。

 

今回の工事の目的として、

・設備の有効利用

・チラーからの放熱による室内の環境温度の改善

・設備横の作業エリアの拡大

・水道水使用量の削減

以上4項目です。

 

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未使用状態だった3月に移設したチラー

 

 

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生産設備横のチラー2機 (放熱が半端無い)

 

 

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配管引き回し予定の天井ラック部

 

 

 

屋外チラー(大型)から、使用頻度の高い主要設備付近への配管・分岐用のマニホールドまでの

入口・出口の工事は業者に依頼していますが、各機械(7機)計14本への配管は社内工事で行います。

 

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100M巻の使用するホース

 

社内工事にあたり、いかに楽に出来るか効率良く出来るか・残水を浴びずに作業出来るかを

考えて準備しています。

工事後の効果は、次回報告します。

 

でかいフィラメント

2018年10月05日 (金)19時50分PM

お疲れ様です。開発を担当している森です。

 

今回は、タイトルにもありますように、サイズの大きなフィラメントコイルのお話です。 用途をお伝えすることはできませんが、あるお客様からのご相談がきっかけとなっています。

 

図面を拝見しますと、材料の指示がφ2mmのタングステンとなっており、かなり難易度が高そうです・・・。 タングステンは硬い材料ですので、容易に曲げることができません。 写真のように、φ2mmのタングステン棒を曲げようとすると、簡単に折れてしまいます。

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しかし弊社は創業以来、フィラメントの加工技術を培ってきた会社です。 簡単にあきらめるわけにはいきません!!  ・・・そして試行錯誤を重ねた結果、どうにか形にすることができました。 写真をご覧ください。 写真の下の方に、弊社が普段から取り扱っているフィラメントコイルを並べていますが、サイズの違いを実感していただけるでしょうか。

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これは別の角度から見た写真です。きちんとコイル形状になっていることが分かります。

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ちなみに、線径は細いですが、こちらも大きいサイズのタングステン製コイルのひとつです。弊社では、このような形のコイルも造ることが可能です。

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弊社は今後も持ち前のチャレンジ精神で、従来のサイズや形状にとらわれない新しいフィラメントコイルを開発し、お客様のご要望に応えて行きたいと思います。

グローバル化で避けられない中国ビジネスの注意点

2018年09月21日 (金)17時00分PM

海外営業の茂呂です。

最近は気温も涼しくなり秋が感じられる頃合いになってきましたね。中国で長年働いていたにもかかわらず、中国ビジネスの難しさを痛感している今日この頃です。

 

さて、ビジネスの世界にもグローバル化の波が押し寄せてきていますが、人口減少の避けられない日本の企業においても日本市場だけでビジネスをしていくだけでは生き残れなくなってきました。

ただ、日本人の中には「いいモノを作っていればお客は自然とついてくる」と考えている人も少なくありません。しかし、今では「いいモノを作っていても知ってもらえなければ売れない」という時代になってきています。

 

そんなグローバル社会の中、私は岳石電気で中国企業のお客様を担当させて頂いています。

 

さて、中国企業との取引で一番多いのは品質問題ではないでしょうか。実際、私も中国で働いていた時はこの問題で悩んでいた企業を多く見てきました。

日本人の感覚であれば「安くて品質の良いものを提供しよう」と考えますが、中国には「一分銭一分貨」という言葉があり、これは文字通り「一分(お金の最小単位)のお金で買えるものは一分の価値しかない」という意味です。つまり、中国人にしてみれば「安かろう悪かろう」が当たり前であったりします。日本人が求める「安くていいモノ」を求めることがそもそもの間違いなのは中国でよくあることです。ただ、すべてのモノの品質が悪いというわけではありません。特に高付加価値製品ではない、すぐにコモディティ化されるような製品を作らせたら中国がコストメリットにおいて世界一ではないでしょうか(あくまで個人的な意見です)。

つまり、中国製品の品質はそれなりであるという前提でビジネスをしなければいけないのですね。

 

弊社でもWebサイトを経由して中国から問い合わせが来ることが珍しくありません。中には実態の伴わない問い合わせもあります。中国から大きな案件が転がり込んできた、と喜ぶ前に色々な方法でアプローチして相手を知ることが中国ビジネスの基本なのかもしれませんね。

 

※今回の記事は私の経験に基づいた主観的な意見になっていますので、中国との取引すべてが問題あるわけではありません。また、特定の個人や企業を批判するものではありません。

あかりの日

2018年09月14日 (金)15時30分PM

営業の大坂です。

 

9月14日に日本照明工業会の『2018年秋季懇親会』が開催されます。岳石電気も工業会の会員になっていますので、本日の懇親会に参加します。昔から、賀詞交換会や懇親会などの工業会が主催するイベントに参加してきましたが、参加するメンバーが随分様変わりしました。政府がLEDを推進するようになってから、以前のような、東芝ライテックさんや、パナソニックさんのように、あらゆる種類のランプや器具、取り付け部品など、家庭用から産業用まで、照明に関するものでしたら何でも作る照明総合メーカーさん。ランプの製造に特化する、ランプメーカーさん。器具を専門に製造する、器具メーカーさん。HIDやローボルトハロゲンなどのランプを点灯させる安定器やドライバーを製造する、安定器メーカーさん。そして、岳石のように、ランプのフィラメントや電極を製造する、部品メーカーなど。照明の世界は、なんとなく、うまい具合に住み分けがついていました。ところが、LEDが一般照明の世界に進出してくると、その住み分けが大きく変わってしまいました。

 

LEDはチップ(またはモジュール)とドライバーを入手することができれば、比較的簡単に、ランプを作ったり、器具を作ったりすることができます。ランプメーカーさんが、器具一体型のランプを作ったり、反対に器具メーカーさんがランプ一体型の器具を作ったりと、今までのような、住み分けというのが、なくなってしまったような気がします。

 

現在、岳石電気の製造するフィラメントや電極は、ほぼ100%特殊用途に使用されるランプ向けです。例えば、ヒーターランプや分析機器用のランプなど、熱の問題や、波長の問題で、LEDを使用してランプ化するのが難しいものがまだまだあります。

 

先日、ヨーロッパからフィラメントの引き合いがありました。ランプ用途を聞くと、信号機用とのことで、ランプの仕様も送ってきてくれました。それをみますと、どうやって作るのかはわかりませんが、ハロゲンランプで寿命が25,000時間とあります。以前に、ドイツに出張に行った際に、ヨーロッパ諸国が、アフリカを植民地化した際に、鉄道や道路などのインフラを整備したと聞きました。そのころに設置された信号機が、おそらくいまだに使われており、それに必要なランプなのではないでしょうか。

 

LEDの最大の特徴は省エネです。ヨーロッパでは、商業施設や一般家庭を中心にランプ効率の悪いランプを段階的に効率の悪い順に使用禁止にし、LEDへの切り替えを求めてきました。日本の街の公民館のステージよりも小さいような、劇場の多いヨーロッパでは、効率のよくないハロゲンランプは、例外的に使用を認められてきましたが、今回は、例外を認めない方向で規制をかけようとしています。資金に余裕のある、大きな劇場は、これを機に劇場照明をLED化するということも可能ですが、小規模で、資金に余裕の無い劇場には無理な話で、今後、ものすごい数の劇場が廃業に追い込まれるといわれています。省エネの重要さはわかっているつもりですが、すべてをLED化するというのはどうなのでしょうか?このような、小規模な劇場は、淘汰されたほうがいいのでしょうか?

 

10月21日はあかりの日です。工業会からは恒例のポスターが送られてきました。10月21日はエジソンが初めて実用的な白熱電球を開発した日です。ポスターの中心に、小学生が描いた絵がかかれています。これをみて、『なんとなくこれはLEDの光じゃないな』と感じたのは、自分だけでしょうか?

分析展 JASIS2018 視察と新規材料開発

2018年09月07日 (金)21時53分PM

開発の木村です。

 

今週の9/5~7までの3日間、幕張メッセで開催されていた分析機器関連の展示会JASIS2018に行って来ました。

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当社も分析機器で使用されるフィラメントの加工や、その他、装置の周辺部品の加工に携わっているので、営業活動はもちろんのこと、技術の情報収集は必要です。

 

ライフサイエンスや次世代電池などの注目分野に関するセミナーがあったり、各社の展示ブースの見せ方も新製品のPR、材料評価の方法説明など大変勉強になりました。

 

また、材料開発において、その評価をするために分析機器は大変重要で、求められる仕様や環境も変化していることをあらためて感じました。

 

 

ところで、当社でも自社開発を行い、製品化まで一貫して対応しているものがいくつかあります。

 

そのひとつが、機能性材料として、素材からポーラスタングステンをつくり、そこにエミッションを向上させる酸化物を含浸させた電極で光源用の部品です。

 

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同じ電極が使われている燃料電池分野で気孔率を制御したものであったり、ホロカソードのようなポーラス体や含浸技術の応用品といったものなど、何か材料開発でお役に立てることがあれば是非お問合せ下さい。

加工品の検討方法

2018年09月03日 (月)17時02分PM

技術課の芭蕉です。

中国出張から無事に帰還しました!

 

懸念楽しみにしていたお客様大歓迎会は今回は1件のみでした。
噂の白酒は高級米焼酎でした。アルコール度数42℃・・・orz。
ワイングラスで1杯半を最初にのみ,その後はひたすら紹興酒を飲まされて飲んでました。

料理は見たこともないジャンルのものがずらりとありましたが、最初の白酒で感覚が麻痺してしまい味をよく覚えていません。

中国では乾杯=一気のみ(グラスを開ける)のことだそうで、何杯か飲んだ為、すぐに酔いがまわり
しばらくしてトイレにいきマーライオン状態に。。。
席に戻ったところまでは覚えているのですが、その後の会話はほぼ覚えていません。(たぶん寝ていた気がします。)

こちらはメンバー3人に対して、お客様軍団は総勢8人(だったような)。席の途中でお暇する方々がいて、
帰り際に必ずお酒を注ぎにきます。
女性の乾杯はかけつけ3杯だとか言われながら、注がれる度に何とか1杯,(一口だったかも)を飲み干してました。
帰るといいながらずっといた女性もいて何度もお酒を注ぎにこられました。。。
心の中では、はよ変えれと叫んでました。その女性の微笑みが悪魔のようにみえていたのは僕だけでしょうか?・・・)

 

さて、話しを仕事に戻しまして、タングステンの先端をテーパー加工する製品があります。

テーパー加工といっても、加工の角度,テーパー部の先端の寸法などにより加工方法が異なります。

 

切削加工の製品写真がこちら。

切削加工

 

 

テーパー加工面に丸く切削痕がついています。製品を回転させながら、切削バイトで削った為、このような切削痕がついています。

 

続いて研磨加工の製品写真がこちら。

研磨加工

 

こちらはテーパー加工面に対して横向きにダイスマークのような加工痕があります。これは砥石にて研磨をした製品の研磨痕です。

 

これらの製品は新規でお客様よりご依頼をいただいた時に、図面等の情報と一緒に既存のサンプルを送付いただいたものや、弊社で加工テストをした時のサンプルを撮影したものになります。

 

製品によっては、どうやってつくればよいのか分からず、加工方法からいろいろと検討をすることがよくありますが、一番重要な情報が実際の現品(加工品)となります。
図面どおりつくったら物が違う!なんてことを経験したことがある人も多いはず。。。
製品はうそをつきません。製品をよく観察し、どのような方法で加工しているのかを検討し、実際に社内にある設備でトライを繰り返します。社内の既存設備で難しい場合は、協力会社の外注先に依頼をしたりしながら、試行錯誤してまずは試作を作っていきます。

 

今後は、新しい製品の加工に挑戦をしていくことも増えると思いますので、日々勉強しながら取り組んでいきたいと思います。

納涼祭2018

2018年08月22日 (水)18時22分PM

こんにちは、技術課の川上です。

 

今年も恒例の納涼祭が開催されました。

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定時後の開催にも関わらず多数の従業員が参加しました。

 

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今年は専門業者からお肉を仕入れた為、もの凄い量と質ですが、匂いにつられて沢山の人が、、、

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暑い夕方も、気心の知れた同僚達とのおしゃべりでアッと言う間に肉・酒・時間は消費されて行きます。

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最後には、これまた大量に仕入れられた花火で、お子様を中心に花火大会。

子供達が皆集中して花火をしている姿を見ていると癒されます。

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親睦会幹事の皆さま、ありがとうございました!

 

最後に、大人になっても大型連休後の社会復帰に時間が掛かるのは私だけでしょうか。。。

賛同される方は「いいね!」ボタンをクリック👆‼

治具、あれこれ

2018年08月17日 (金)17時44分PM

 

生産技術を担当している矢後です。

連日暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

今週一杯、お盆休みの方もいられると思いますが、弊社は16日より業務再開です。

皆さんは何処かへお出掛けになりましたか?

私は、行楽先への道中に局地的な豪雨に見舞われましたが、無事に辿り着けホッとしました。

今年は、変な天気ですね。

 

今回は、業務の1つでもある治具作製の近況を紹介します。

治具作製に関しては、新規製品立上(試作用)と作業効率の向上を目的とした作製があります。後者の治具にはコストを掛けて完璧?に近い物を設計・材料選定から行いますが、前者のパターンは上手くいくかテストも含まれている為、材料・部品などを中古品や端材等を使用して行う場合もあります。

次に挙げる例は、あるお客様より依頼の試作品の何工程かに使用する治具です。

※お客様の物の為、全体はお見せで来ませんが

この製品に関しては形状・大きさ等の関係で手作業での製作になる為、道具的な要素も入っている治具です。

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曲げ用治具

 

画像中央部の溝にワークの本体をセットし、ブロックの角度を利用してワークより伸びている足部の角度付けを行う治具です。

 

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挿入用治具

 

前工程にて溶接を行ったワークを、キャップに挿入・接着する治具です。

この治具に関しては弊社倉庫内のジャンク部品 お宝を集め、苦労して作製した治具です。

リバース動作は“輪ゴム”という低コストタイプで、作業者により張力を変更可能な優れ物です。(笑)

 

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抵抗チェック

 

組み上がった製品の、抵抗チェック用の治具で当初はそれぞれのターミナルをクランプして作業を行っていましたが、一回のクランプ動作で行えるようになりました。

 

以上、紹介した治具の効果として作業者のテクニック・経験による事と、比較対象の治具等がない為、数値で表す事が出来ませんが安定した品質で生産出来るようになりました。

(抵抗チェックのみ、100個あたり72Sの短縮)

今後は、“より使用し易い治具・増産に対応出来る治具”を念頭に改造・改良を検討していきたいと思います。

余談ですが、“治具”って業界用語ですよね? 学生時代は知りませんでした!!

新たな電子源? 第2報

2018年08月03日 (金)19時31分PM

お疲れ様です。開発を担当している森です。

 

以前、電子源として使用できないかどうか検討している物質についてご紹介いたしましたが、今回はその続報です。

 

固めるだけでも難しいのですが、あれから色々と工夫し、成型してみました。

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サイズはお伝えできませんが、前回のものより小さいものです。頻度は減りましたが、まだまだ割れてしまうものもあり、成形条件などに工夫が必要なようです。

 

とにかく焼結してみました。

 

・・・壊れました。 成型時の形状はお伝えできませんが、サイズや形状を色々と試しています。

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もう少しサイズを小さくしたところ、壊れずに仕上がりました。密度もかなり上がって、真密度に近づいてきました。

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ですが、製法も含め、形状やサイズなどはさらなる検討が必要であると感じており、製品として使用できるレベルにはありません。

 

実は他の素材の準備も進めており、まだまだ時間はかかりそうですが、世の中にないもの、面白いものを皆様にご提供できるよう、検討を進めて参ります。

熱処理と素材

2018年08月02日 (木)15時00分PM

こんにちは、技術課の川上です。

 

普段はタングステンやモリブデンなどの高融点金属の取り扱いがメインですが、直近ではニクロムを使用したフィラメントの開発に携わっております。

そもそも、ニクロムとはニッケル(Ni)とクロム(Cr)を中心とした合金で、加工が容易で電気抵抗が大きく、酸化されにくいので電熱線によく利用されていますが、弊社の主力製品(フィラメントや放電灯電極)には使用されない為、取り扱っていく中で、思わぬ祖語が発生したりします。

例えば、タングステンの場合には熱処理行う事で、クリーニングと歪取り・結晶成長コントロールが可能ですが、ニクロム線にとある目的で実験的に熱処理を行ってみました。

 

熱処理前のニクロム線の拡大(×1300)の写真がこれです。↓

熱処理なしの拡大写真

 

これを、水素雰囲気中で熱処理してみたところ、、、(タングステンやモリブデンなどは、酸化還元の為、水素雰囲気での熱処理が一般的です)非常に柔らかく、且つ、灰色になってしまいました(元々は銀白色)。

拡大してみるこんな感じです。↓

HTの拡大写真

成分分析をしてみるとNi・Crの他はOが検出されました。(生状態ではOは検出されず)

 

それでは、酸素の無い不活性雰囲気ならばと、アルゴン雰囲気・真空でも熱処理を行ったみましたが、結果は同じでした。。。↓

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恐らく、熱処理温度が高過ぎて、材料の一部が蒸発してしまった為と思われ、加熱温度を半分以下にしてみると、今度は変色はしませんが、柔らかさが得られなかったり、、、。

こんなトライ&エラーを繰り返す事で、自身の知識・スキルが身に着くと自分を慰めつつ、日々を過ごしております。

 

それではまた、次回お会いしましょう。

中国出張記(グルメレポート満載)

2018年07月13日 (金)13時00分PM

営業の茂呂です。

まいどまいどの話題で恐縮ですが今回も中国出張記(グルメレポート)です。

さて、先月の25日~29日に中国へ出張に行ってきました。今回はいつもと違って、中国出張2回目の木村と中国初上陸になる芭蕉というメンバーで行ってきました。

中国で生活していたころは毎月のように出張で飛行機に乗っていましたが、日本に帰ってきてからどうしてこんなに腰が重いのでしょう。飛行機に乗るのが憂鬱でたまりません。

 

今回の出張目的は以前、大坂がこのブログでも記事にしていましたが、植物栽培用のランプの市場調査と売り込みがメインとなります。いまや汎用ランプのほとんどは中国メーカーに取って代わっており、コストが高い日本製はなかなか厳しい状況を強いられています。メイドインジャパンは品質が高いから仕方ない、と言われていたのはすでにはるか昔の話。その間に中国メーカーはどんどん力をつけてメイドインジャパンの足元を脅かすほどになってきています。

 

二日目は朝早くから上海のお客様を一社回り、そのまま新幹線に乗り南京へ移動。午後にランプメーカーのお客様を回り、そのまま新幹線で「常州」に移動です。常州ではお客様に手配してもらったシェラトンホテルに2泊なのでちょっと楽しみ(5つ星のホテルに泊まれるのも海外出張の醍醐味の一つですね)。

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さすがはシェラトンホテル。部屋におしゃれなオブジェがありました。

 

この日の夕食はホテルの人に教えてもらったレストラン(恒記飯店)で食事です。冷たいビールを頼んだのに冷えて無いビールが来るのは中国では当たり前。レストランのスタッフにおすすめ料理を教えてもらいながら注文。

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停まっている車は高級車ばかり。門構えも日本でよく利用するファミリーレストランとは大違いです。

 

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冬瓜の前菜とクラゲとキュウリの冷菜

 

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アワビのごはんと牛肉とねぎの炒め物

 

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葉物野菜の炒め物と定番の揚州チャーハン

 

三日目は常州のお客様を数社訪問しました。日本の国内出張では考えられませんが、基本的に中国での移動はタクシーです。中国では配車アプリが当たり前のように普及しているので、郊外でも配車アプリを利用すれば5分以内にタクシーが来てくれます。

 

夕食はお客様にごちそうになりました。

今回の食事はなんとザリガニです。私も10年以上中国に住んでいましたが、ザリガニと鶏の足だけは食べられませんでした。ちょうどワールドカップが開催されていたこともあり、中国では「ザリガニを食べて冷たいビールを飲みながらワールドカップを見る」のが流行っているそうです。

さて、初めてのザリガニの感想は「やっぱエビがいい」。ちなみにとなりの黄色いスープに浮かんでいるのが「鶏の足」です。

 

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お酒はもちろんバイチュウ(白酒)と紹興酒です。ワイングラスになみなみと注がれたバイチュウを横目に私はビールで乾杯です。やはり初めての中国出張でバイチュウは避けられません。

 

食事も2時間を過ぎるころには二人ともお客様の手厚いもてなしにお酒に呑まれてしまいました。バイチュウと紹興酒+ビールのブレンドは悪酔いするのでお勧めしません。

ところで中国に来て改めて思うのは、ビジネス感覚(?)が違うこと。日本企業で景気が良い話はなかなか聞かないけど(とくに我々がいるランプ業界は明るい話がほとんどない)、中国企業は景気が悪い話ほど聞きません。夕食の席でも将来的なビジョンや、今後のビジネス展開など大いに話が盛り上がりました。私も過去に担当していたお客様の多く(ほとんど工場長など)は日本の本社に戻って仕事をしたくない、と言っていたのを思い出します。特にスケールの大きな仕事を任されるとやりがいもありますよね。成熟しきってしまった先進国と発展途上の新興国の違いだけなのですが、成長を感じられる中国への出張もたまにはいいかもしれない、と思える瞬間です。

 

四日目は午前中から新幹線で嘉興南駅に移動し、そこからお客様の車で移動です。昼時だったのでそのまま昼食をごちそうになりました。

場所が変われば料理もがらりと変わるのが中国。

 

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この日の昼食はわりとさっぱり系の料理が並びました。鶏とカモの冷菜にパクチー特盛のサラダ。

 

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湯葉の揚げ物と川エビの炒め物

 

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キュウリ(多分違う)の炒め物とカボチャとニラの炒め物

 

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肉団子のスープに川魚の煮物

 

木村は二日酔いなので箸が伸ばせず、ほとんど残してしまいましたが、これも中国では礼儀の一つ(食事を残す方がいい)。ただ、最近では若い人の間で「光盤(CDという意味)行動」がマナーとなっており、残さないで食べきるという考えもようやく浸透してきました。

 

最終日の夜は二人とも前日のバイチュウと紹興酒で二日酔いということで、一人自由時間を満喫。地下鉄を乗り継いで、上海に住んでいる友人たちと一緒に食事を楽しみました。しかし、上海を離れて三年、キャッシュレスサービスはさらに進んでいますね。地下鉄はSuicaなどの交通カードはすでに古く、みなさん携帯電話に表示されたQRコードを改札に当てて支払っていました。さらに食事の会計は割り勘だったのですが、現金で支払ったのは私のみ。友人たちはスマホのWe Chatに紐づけされた支付宝でスマートにお会計です。

 

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懐かしい上海中山公園付近の高層ビル群。

 

今回、中国に行ってみて改めて思うのは実際に会わないと仕事も進まないということ。コミュニケーションツールがこれだけ発達して、メールやライン、SNSツールですぐに相手とつながることはできるけど、手間はかけても実際に会って相手の顔を見ながら仕事の話をすることの大切さを改めて感じました。特に中国人は日本人よりも「人とのつながりを大切にする」ように思えます。

 

食べて遊んでばかりの内容でしたが、ちゃんと仕事もしてます。今回の出張も比較的大きな手土産をもって帰ることができました。

ワールドカップとスポーツ照明

2018年07月06日 (金)18時12分PM

営業の大坂です。

 

サッカーは日本代表の試合しか、ライブでもテレビでも見たことがない、正真正銘のにわかサッカーファンです。眠い目をこすりながら、全く寝ずにテレビ観戦したベルギー戦ですが、本当に惜しくも敗退してしまいました。にわかサッカーファンの良さは、サッカーに薀蓄を傾けるほどサッカーを知らないので、『あそこで、あいつが、あーすればよかった』とか『あーしなかったのが悪い』という事は全く言わず、ただひたすら『嗚呼!惜しかった!』と悔しがるだけです。

社長もブログにアップしていましたが、昔からオランダにあるP社は、特にスポーツ照明に長けています。スポーツ照明といいますと、日本でスポーツ照明が使用されたのが、1948年の読売ジャイアンツ対中日ドラゴンズの野球の試合で、横浜にあった、アメリカ軍接収下にあった横浜ゲーリック球場で行われたそうです。1948年というと、終戦からわずか3年後。こんな時期から日本にスポーツ照明があったというのは、少し驚きです。ただし、世界を見ると、1879年に、白熱電球を用いたフィギュアースケートの競技がウィーンで行われたそうです。

P社の人間が言っていましたが、今回ワールドカップが行われている、ロシアの12スタジアムのうち、10スタジアムがP社製のランプと器具だそうです。その10スタジアムのうち、8スタジアムは放電灯(HID)と器具で、残りの2スタジアムはHIDとLEDのミックスだそうです。LEDはとにかくイニシャルコストがべらぼうに高いのと、HIDもLEDほどではないにしろ、かなりの長寿命というところから、HIDが使用されるケースがまだまだあるそうです。

ワールドカップは今夜からいよいよ準々決勝が始まります。日本が負けたベルギー対ブラジルの試合が明日の午前3時から。俄かサッカーファンの予想では、これが事実上の決勝戦と見ていますが、優勝の行方はいずこに?

W杯。今日決戦の日!! 岳石電気の製品も現地で・・・

2018年07月02日 (月)18時31分PM

こんにちは!! 今日は東京でお客様と打ち合わせをして、あまりの暑さに倒れそうになったタコ社長です。

さて、ワールドカップロシア大会。日本代表16強進出、おめでとうございます!! 梅雨が明け猛暑の中、ビール飲みながら熱い戦いを観戦できる。幸せですねぇ~。これも選手たちのこの4年間に掛ける思いと努力のおかげ。本当に心から応援したくなります。頑張れ!!ニッポン!!

今夜の決戦はナイター(現地時間午後9時~)。前回の35℃の日中の猛暑の状態から、約25℃予想と、少し涼しい状況で試合が出来るようです。体調万全で素晴らしい試合が出来るといいですね。

ナイターですので、スタジアムは眩いばかりの照明・ランプが熱戦を明るく輝かせます
実は今回のロシアワールドカップのスタジアム照明。光っている部分のコアパーツ(発光素子・タングステン電極)は、我社、岳石電気製のスポーツ照明の電極が利用されています。

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この熱い戦いに、岳石電気の製品が参加できるなんて・・・・町工場やっててよかったなぁ~。私は元々サッカー部出身なので、ホント、感無量!!感慨深いです。

そして、なんと、私たちの電極を使ってランプ・照明を製造しているのは、世界的に有名なオランダのP社で、製造拠点の中心は「ベルギー」!!。私も何度も出張しています。今日、東京で打ち合わせしたのも、このお客様でした。

本日のベルギーと日本代表の戦い。

それを、我社岳石電気とベルギーのP社が協力して、演出・サポートできる。。。。
なんだか不思議な縁だなぁ~。

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今までのベルギーとの対戦成績は日本の2勝2敗1分け。日本の方が対戦成績では上です。しかし、直近のベルギーは化け物級に強くなっていますから、アテになりません。しかし、日本代表だって、当初の下馬評では最弱代表とかおっさんジャパンとか言われていましたが、ここまで来てくれました。

何が起こるかわからない今夜!!

でも、我々の照明には、何も起こらず、安定して、この熱戦を、後世に残るような映像として、輝かせると思います。

深夜になりますが、みんなで、応援しましょう!! 頑張れ!!ニッポン!!

将来を見据えて

2018年07月01日 (日)17時06分PM

みなさん、暑い中いかがお過ごしですか?

関東地方は、例年より大幅に早い梅雨明けで、夏本番真っ盛りです。

 

熱いといえば、ワールドカップ日本代表も決勝トーナメント進出で盛り上がってますね。

私もサッカー小僧で、小1の頃からボールを蹴っていて、小3からチームに所属し、膝を故障する33才までずっと、サッカーを楽しんできました。

プレイするのが好きでしたので、観戦は好きでないのですが、さすがにワールドカップは、応援せずにはいられません。

 

ちょっと残念なのが、予選リーグ最終戦のポーランド戦の後半の試合運びに関して、賛否両論の意見がクローズアップされすぎ???

個人的には、3試合をどう戦うかの予選を、しっかり突破できたことが何よりも大事なことだと思います。

攻めても、守ってもどちらでもリスクがあり、それを総合的に判断し、最良(言い換えれば悪くない方)の選択をして、ルール・規定の中で結果を出したことに賞賛を送りたいと思います。

 

JFAでは、2050年までに、ワールドカップを自国で開催し、その大会で優勝国となる、と目標を掲げています。

今回は、まだその通過点で、将来を見据えるのであれば、予選突破は当たり前 → ベスト8、ベスト4に絡む実力国になる、といった段階を経ていくものだと思います。

次のベルギー戦、是非勝ってもらいたいですね。

 

話は変わりますが、今週の金曜日まで、中国に出張に行っておりました。

既存の顧客との技術的な議論、今後の生産状況の確認など、また、あらたな仕事につながるような可能性を探る複数社の行脚でした。

詳しい話は、担当から紹介があるかもしれませんので、この辺で。

 

その中国出張中で気なったのが、車(特にタクシー)の多さと、現地でのBYD社のリチウム電池の増産計画の話。

将来のEV車への転換を見据え、各企業、各国が取り組でいるものの、資源の確保から生産までを一貫体制ができる中国は、やや先行している感があると思う。

 

日本では、諸外国に比べ、新エネルギーへの取り組みが遅れているようですね。

原子力発電、スマートエネルギーの将来を見据えた取り組みについては、国の主導するところも大きいので、引き続き注意深く見守っていきたいと思います。

 

岳石電気では、将来を見捨てた新規開発、部品加工などで皆様のお役に立てるよう取り組んでまいりたいと考えております。

前回のブログ(島田担当)でも紹介したポーラスタングステンの構造を利用して、フィルタやキャパシタなどで用途があれば、是非お問い合わせ下さい。

 

 

 

ポーラスタングステンの表面加工

2018年06月22日 (金)16時56分PM

開発課の島田です。ポーラスタングステンを作製する場合、狙った気孔率で作製しますが、加工後に穴が埋まってしまうことがあります。そこで前回ご紹介した電解研磨とは異なりますが、ポーラスタングステンの表面加工にトライしてみました。

穴の埋まったポーラスタングステンのSEM写真が以下になります。

エッチング前

穴がつぶれていて、ふさがっています。

この試料を溶剤に浸しエッチングさせて溶かします。溶かしすぎると試料自体がボロボロになってしまうため、頃合を見て確認します。

③-1 H2O2×12min ×1000

穴が確認でき、ポーラス体だとはっきりわかります。

今回のテストでは、表面を後加工することで塞ぎ込み取り除くことができました。ただ、完全にコントロールできているわけではありません。今後は加工の幅をさらに広げられるようにしていきたいと思います。

 

話は変わりますが、先日再生可能エネルギー世界展示会に行ってきました。展示会では様々な分野の再生可能エネルギーについての研究成果、技術や製品の紹介をしていました。世界的にもクリーンなエネルギーを使用していこうという流れであり、当然日本もその方向に向かっています。ただ費用や効率化等の課題も多くあります。岳石電気としては、こういった地球環境に貢献できる課題に対しても積極的に挑戦し、支えていきたいと思います。

いざ、中国出張へ、、、

2018年06月20日 (水)18時34分PM

技術課の芭蕉です。

 

ついに私の出番が回ってきました。

そう、、、中国出張!!

 

今回は、開発課長の木村,営業の茂呂,私の3名で6/25~6/29の5日間行ってまいります。

中国デビューとなる今回の出張なのですが、出張に行く前から中国企業で働いていた実績のある茂呂より、

初めて来る日本人はお酒で潰すのが風習だと脅されており、普段から家でお酒をほとんど飲まない私は不安でいっぱいです。

 

今回の出張の目的は既存のランプ事業の顧客先への営業,打ち合わせがメインとなります。

特に重要な製品は、植物育成用ランプとして需要のあるセラミックメタルハライドランプです。

タングステン,モリブデン,ニオブから構成される電極を使用するのですが、この構成の中にサーメットと呼ばれる部品を合わせた電極を弊社では製造しております。

 

サーメットはモリブデンとアルミナの焼結体なのですが、こちらの材料は弊社にて自社開発したものとなります。ランプのバルブには石英ガラスを使用する為、サーメットは熱膨張係数がガラスに近い為、うってつけの素材です。

 

営業をするにあたり、弊社独自の製品,技術があることは非常に強みになっております。

サーメット開発には、私は立ち上げから携わっており、長年の歳月をかけて量産製造ができるまでになった歴史を振り返ると非常に思い入れのある製品となります。

今回の営業でなんとしても仕事につなげられるように頑張りたいと思います!!

 

焼結技術を応用した製品として、HEAVY SOURCE という釣り具のブランドを立ち上げており、ネット販売しておりますのでこちらも合わせてご参照下さい。

 

 

 

 

 

配管変更

2018年06月08日 (金)17時52分PM

生産技術を担当している矢後です。

長かった花粉症との戦いも終り、過ごし易い季節もあっという間に過ぎ去ってしまい、

梅雨の季節となりました。

 

今回は、前回のブログで紹介したチラー置換えによる、対象設備である“焼結炉”の

冷却配管変更についての内容です。

チラー置換え時に冷却効率を重視し、対象設備である焼結炉の冷却配管を変更しました。

その時は前回のブログでお伝えした通り、チラー本体の容量アップ、炉本体(胴体部)OUT側への冷却水配管を増設し冷却効率を向上させた事によりチラー戻りの水温を10℃下げることが出来ましたが、稼働時(1700℃)に炉本体の温度を確認したところ、炉の下側は手で触れても問題無い熱さでしたが、上側は熱く、火傷する温度になっていました。

使用頻度の変化も有り、以前はどのような状態だったか未確認だった為、取りあえずは安全カバーを設置する方向でいましたが、別件でトラブルが発生しメーカーにて調査してもらったところ、冷却水の流量・流路についてアドバイスをいただきました。

その内容をもとに社内で検討し、配管変更・改造を実施しました。

P1180371-1

配管変更部

 

流水効率を良くする為にOUT側を2系列に変更し、これに伴ってOUT側に

フロースイッチを増設。

P1170996-2    P1180008-3

変更前                     変更後

P1170999-3     P1180012-3

変更前                     変更後

 

変更した結果、劇的では有りませんが、炉の上部・中部で約10℃下部で約5℃下がり

効果は確認出来ました。

炉の上部の温度が火傷するほどの温度には変わりない為、安全を考慮し安全カバーも

設置しました。

P1180382-2     P1180383-3

設置前                      設置後

今後も引続き冷却効率を高めるのを目的に、蓋部冷却系統の改善を検討していきます。

 

 

 

強い「チーム」って、なんだ?

2018年06月01日 (金)19時04分PM

お疲れ様です。開発を担当している森です。
タイトルのとおり、今回はいつもとは違う話をさせてください。

 

突然ですが、私はラグビー経験者です。今は現役から退いていますが、15年ほど経験しました。マイナーなスポーツですが、2015年のワールドカップ-イングランド大会での日本代表の活躍を覚えている方も多いのではないでしょうか。日本代表は最強の敗者とも呼ばれました。

 

いま日本のラグビー人口は11.5万人※だそうです。日本の総人口1億2600万人に占める割合はなんと0.09%です。
※http://publications.worldrugby.org/yearinreview2015/en/66-1

 

国内ではなかなか普及しないスポーツですが、それでも平尾誠二さん(2016年10月に永眠されました)のことを知らない方は少ないのではないでしょうか。以前、次の本を読んだのですが、その中に興味深い内容がありましたので、ご紹介したいと思います。

 

 

【 友情  平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」 】  山中伸弥、平尾誠二・惠子 著  講談社

 
山中 ラグビーはチームプレーを考える必要がありますね。それがきちっとできるチームが強くなっていく。

 

平尾 そうですね。

 

山中 僕は中学時代から8年間柔道をやって、ラグビーをやったのは大学時代のわずか3年間。そのあとはトライアスロンやマラソン、趣味でちょっとゴルフをしたりと個人競技ばかりだから、「自分さえ頑張れば」っていう気持ちがあるんです。

 

平尾 僕の勝手な考えですけど、ラグビーはチーム競技か個人競技かっていった時に、実は個人競技の部分が圧倒的に多いと思うんです。たとえば、チームワークという言葉の概念を日本人に訊くと、だいたいの人は「助け合い」と、きれいに回答しはるんですね。どっちかというと美しく語る。でも、チームワークというのは、実はもっと凄まじいものやと思うんです。いちばんすばらしいチームワークは、個人が責任を果たすこと。それに尽きるんですよ。

 

山中 なるほど。

 

平尾 そういう意識がないと、本当の意味でのいいチームはできない。もっと言うと、助けられている奴がいるようじゃチームは勝てないんです。

 

山中 それはそうですね。

 

平尾 助けられている奴がいるってことは、助けている奴がいるわけです。その選手は、もっと自分のことに専念できたら、さらにいい仕事ができるんです。強い時のチームっていうのは、助けたり助けられたりしている奴は一人もいない。どの選手も、プロフェッショナルとしての意識が非常に高くて、本当に貪欲に挑み続けて、できなかったらそのことに対して最大限の努力をしていく。それが、一人一人の選手が持たなきゃいけないチームワークとしての姿勢だと思うんです。

 

山中 なるほど。

 

平尾 それがなくなってきた時に、チームとしては弱体化しはじめるんです。甘えはよくない。プロフェッショナルな気持ちを持つことが大事。だから強いチームって、意外に一人一人が仲いいことはないんですよ。日常的には一人一人が自分のペースをしっかり持っていて、普段はそんなにベタベタ仲良くしてないんだけれども、いざという時には、ある目的に関してプロフェッショナルな仕事をするという意味でね。・・・

 

 

この考え方には異論もあるかもしれませんが、平尾さんは結果を出してきた方ですので説得力があります。私もそのとおりだと思います。

 

我々もさらにお客様のお役に立てるよう、より強い「チーム」を目指し、頑張りたいと思います。

 

 

ところで来週から一週間ですが、海外営業の大坂と二人で、サンディエゴで開催されるアメリカ質量分析学会に行ってきます。内容については追ってご報告できればと思います。

工場見学!

2018年05月28日 (月)18時31分PM

久々に登場の川上です。

 

工場見学と言えば地域柄、小学生の頃は地元・秦野の「日本専売公社(現JT)」に見学に行った事を思い出しました。子供がタバコの工場見学をするとは今思うとシュールですが、お土産はさすがにタバコでは無くジュースを2本貰った記憶が有ります。他にも平塚の「日産車体」を見学し、フェアレディZの下敷きを貰ったりと工場見学と聞くとワクワクが止まりません。三つ子の魂百までで、岳石電気で働きだしてからもお客様の工程を見学させて頂くと色々と勉強になります。

 

さて、何でこの様な前置きになったかと言うと、現在とある案件で、キリンさんとの開発案件が有ります。守秘義務が有るので、どの様な開発品なのかは明記出来ないのが残念ですが、弊社にとっても新しいチャレンジとなる様な製品群となり、関連する項目を色々と調べてみるとPETボトルひとつとっても非常に奥が深いと感心させられました。特に子供の頃は当り前だった瓶から缶を経てPETボトルに移り変わる為の開発秘話など非常に興味深かったです。(子供の頃、瓶を酒屋に返却すると30円貰えましたよね)

 

そこで、今回はGWを利用して「キリンビバレッジ 湘南工場」へ仕事半分、家族サービス半分、家族で一般工場見学に行ってきました。

 

広大な敷地にそびえ立つ湘南工場。定刻に駐車場に入ると事務のお姉さんがお出迎え。恐縮しながら集合場所へ向かうと沢山の家族連れが。

プロジェクターでの説明から始まり、いざ工場見学へ。残念ながら工場ライン自体はGWメンテナンスの為、稼働していませんでしたが、随所にTVモニターが設置され丁寧に説明がありました。PETボトルが原材料から最終形になる様や、徹底的な品質管理、オートメーションで製品が流れ、梱包されていく姿は圧巻でした。

「将来あの場所にあの開発品が使われるのかも、、、」と、一人納得しながら見学しました。

 

写真1 写真2

 

 

最後には、家族集合写真をPTEボトル用のラベルに印刷されたものをお土産として頂き、家族連れの方にはおススメなお出かけスポットでした。

 

先に述べた様に詳しい案件内容は書けないので、ただの休日の過ごし方報告になってしまいましたが、自分の携わっている仕事が目に見える形で役立つかと思うと、がぜんやる気が出てくる今日この頃です。

 

弊社では難削材の加工を広く取り扱っておりますので、加工全般でお困りの事がございましたらご用命ください。

それでは、また次回お会いしましょう。

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