技術情報

冷却系統の一括化 ~その後~

生産技術を担当している矢後です。

大寒に入り寒い日が続いていますが、体調はいかがでしょうか。 今回は、前回のブログ“冷却系統の一括化”の続編をご報告します。 先ずは大元のチラーですが、配管を建屋のどの部分から入れるかを業者と検討を重ねました。

     配管接続後 (保温材・ステンレス仕上げ)

効率を考慮すると出来るだけ配管を短く、尚且つ高低差を無くしたいのですが、チラー付近、工場内壁に電気配線のダクトやガス関連の配管があり条件的に厳しい中、業者さんに頑張ってもらいました。

     工場内配管 IN・OUT 水温計

休日・深夜(AM2:00以降)以外、工場内は温度管理されているのですが結露対策としてIN側のみ保温材で施工してもらいまいた。

     配管引き回し後(設備上部)

天井部から分配部までの降ろし配管は、本来であれば配管が良いのですが設備等のレイアウト変更等を考慮しホースにて行いました。

     各設備への分配部

この部分から生産機械までの配管交換(繋ぎ込み)が社内工事です。 配管交換作業を行うにあたり、準備・シミュレーションを行いましたが、”期待通り” 残水(少しだけ汚水)を浴びながらの作業となりました。

     従来、使用していた市水用バルブ

従来、7系統中の2系統で使用していた個別のチラーを撤去したことにより、スペースが空き担当作業者の通常作業、メンテナンス時の作業性が向上しました。 また、生産設備付近の温度がチラーの放熱により暑かった環境が工場内の設定温度と同様になりました。(今は寒い季節だから”あっても良かったのに”という声もチラホラ・・・(笑)) 肝心な水道料ですが、請求月が次月な為まだ判明しません。ただ、改造前は5系統を市水の”垂れ流し”で使用していたので、期待はできそうです。 今後としては、大元のチラーの故障時に全溶接機が稼働出来なくなる為、緊急対応として 使用しなくなったチラー、今まで使用の市水供給バルブのマルチ化で対応していく予定です。

2019-01-31
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