飛行時間型質量分析計(TOF-MS)では、イオンの軌道を収束、加速、減速する目的で、イオンの進行方向に垂直且つ均一な電位の壁を設け、壁に衝突するイオンを抑えるために可能な限り目が細かく、開口率の高いグリッドが求められます。
タングステン極細線を用いることで、フォトエッチングでは不可能な開口率の実現を目指しています。