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様々な熱処理

2018年04月28日 (土)00時57分AM

開発部の木村です。

4月ももうすぐ終わりですね。

最近、夏日となるような日もあって、暖かいというより暑い日が多くなってきました。

社内の熱処理装置の周辺がつらい季節の到来です。

 

さて、今回は、当社の加工技術のひとつである熱処理に関しての内容です。

主にタングステン、モリブデン製品のアニール処理で使用している管状炉をはじめ、焼結やロウ付けなどで使用しているマルチ雰囲気(水素、アルゴン、窒素、真空)や、高速高温真空加熱炉(max2800℃)など、当社では、様々な熱処理装置を保有し、それらを使い日々の生産活動や実験を行っております。

炉P1170646

 

ある開発品の作業効率化と品質向上を図るために、炉内の温度分布を温度帯毎に測定を繰り返して、少しでも均熱域を広げる実験をしたり、また、温度プロファイルや処理条件の見直しによる改善を進めているものがあります。

 

製品によって、急激な温度変化がダメなもの、露点管理がシビアなもの、真空制御が必要なものなど色々とありますが、この製品は、比較的時間をかけてゆっくりと温度を変化させる必要があって、なかなか効率的な作業が出来ていませんでした。

 

ところが、社内で保有するある技術、方式を採用することで、処理時間を短くすることが可能となりました。

 

社内には多くの技術が存在していて、それらを更に発展させたり、それらを融合させることで、新たなものへと昇華させることができると教えられた良い事例だと思います。

 

 

ところで話は変りますが、最近のマイブームが、普段から煮物、揚げ物、炒め物などで使っているダッチオーブンでの燻製づくりです。

 

桜のチップでベーコンを作ったり、卵、チーズ、ソーセージを燻製にしています。

 

datch

egg

bacon

ダッチオーブン内を桜チップのスモーク雰囲気に保ち、温度80~90℃、保持時間を1時間で熱処理終了です。

めちゃくちゃ旨いです。(スモーク様様)

 

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